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複数箇所を負傷したセインツQBカーがライオンズ戦を途中離脱

2023年12月04日(月) 08:46

ニューオーリンズ・セインツのデレック・カー【AP Photo/Butch Dill】

ニューオーリンズ・セインツはデトロイト・ライオンズに痛恨の敗北を喫しただけではなく、クオーターバック(QB)デレック・カーを長期にわたって欠くことになるかもしれない。

カーは肩と背中の負傷により、現地3日(日)に行われた試合の後半に退場。セインツはカーがリーグの脳しんとうプロトコルに入ったとも発表している。

ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは試合後に「デレックは現在、脳しんとうプロトコルに置かれている。これから評価していく」と述べた。

カーは第4クオーターにライオンズのディフェンシブエンド(DE)ブルース・アービンから強烈なヒットを受けて負傷。アービンはこのプレーでラフィングザパサーのペナルティを科されている。このプレーの直後、カーはカートに乗せられてフィールドを去り、そのまま試合には戻らなかった。カーの離脱後はベテランQBジェイミス・ウィンストンが代役を務めている。

アレンHCはカーのケガについて「脳しんとうを起こしたときはいつでも心配になるものだ。ああ、彼が見舞われたいくつかのケガに対する懸念はある。いつもやっているのと同じように、彼の身体的な状態を見極めていき、そこから判断していくことになる」と語った。

負傷前、カーはパス22回中17回を成功させて226ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回をマーク。

代役として第4クオーターから出場したウィンストンは、なんとか勝利を手に入れようと奮起したが、逆転には至らなかった。ウィンストンはこの試合でパス5回中2回成功、41ヤードを記録している。

今シーズン、カーがセインツの司令塔として負傷したのは今回が初めてではない。シーズン第10週に行われたミネソタ・バイキングス戦でも、ベテランのカーは脳しんとうを起こし、右肩を負傷した。幸い、シーズン第11週がバイウイークだったことから欠場は免れている。カーはシーズン第3週に行われたグリーンベイ・パッカーズ戦でも負傷して途中離脱し、肩鎖関節捻挫の診断を受けた。

セインツはシーズン第14週にカロライナ・パンサーズと対戦する。

【RA】