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テキサンズWRデルがブロンコス戦で腓骨骨折

2023年12月04日(月) 09:55


ヒューストン・テキサンズのタンク・デル【AP Photo/Eric Christian Smith】

タンク・デルの印象的なルーキーシーズンはケガによって中断された。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じたところによると、ヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)であるデルが現地3日(日)に22対17で勝利したデンバー・ブロンコス戦で腓骨を骨折したという。

デルが負傷したのは、第1クオーターにランニングバック(RB)デイミオン・ピアースが3ヤードのタッチダウンランを決めたプレーの途中だった。中心でブロックに貢献したデルはピアースがゴールラインを超えた際に複数の選手の波に巻き込まれて負傷。デルは痛みに苦しみながら地面に伏せ、テキサンズがこの試合最初のタッチダウンを喜ぶという考えはかき消された。

カートに乗せられてフィールドを離れたデルは当初、クエッショナブルとされていたが、第3クオーター開始時に試合から除外されている。

ブロンコス戦では一度もキャッチしていないものの、24歳のデルはテキサンズが好転を見せている今シーズンに重要な役割を果たしてきた。

デルはレシーブ数(47回)とレシーブヤード(709ヤード)でそれぞれチーム内2位につけており、タッチダウンレシーブ数(7回)では他のパスキャッチャーを差し置いてチーム内トップに輝いている。また、デルはWRニコ・コリンズと並び、今季チーム最多タイのファーストダウンコンバージョン数(34回)を記録した状態でシーズン第13週を迎えていた。

2023年NFLドラフト3巡目でテキサンズに指名されたヒューストン大学出身のデルは、地元大学出身のルーキーとして瞬く間にファンの人気者に。NFLでの10試合を通して見せた素晴らしいプレーはヒューストンの興奮をさらに高めたが、デルはこれから有望なキャリアを再開するために、回復に向けた長い道のりに直面することになる。

【RA】