ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック（QB）ケニー・ピケットは現地4日（月）に足首の手術を受けるが、チームはピケットを故障者リザーブ（IR）に登録しない見込みだと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』で伝えた。

ラポポートによれば、ピケットは今回の手術を、一般的にハイアンクルスプレインに行われる“タイトロープを用いるタイプ”のものだと説明されているという。また、ピケットは木曜日にホームで行われるニューイングランド・ペイトリオッツ戦およびそれ以降の試合を欠場する可能性があるものの、スティーラーズはシーズン第18週に組まれている今季最後のボルティモア・レイブンズ戦までにピケットが復帰することを期待しているとのこと。

ヘッドコーチ（HC）マイク・トムリンは月曜日に行われた記者会見で、ピケットがハイアンクルプレインに見舞われていたことと、治癒を早めるために月曜朝に手術を受けたことを認めた。トムリンHCはピケットが木曜日の試合に出場することはないとしながらも、ピケットが今回のケガでシーズン絶望となる心配はしていないと強調した。

ピケットはシーズン第13週に敗れたアリゾナ・カーディナルス戦で、ゴールライン付近でスクランブルし、2ヤードを獲得した後に負傷。

ピケットは今季、すねと肋骨のケガを抱えながらプレーしてきたが、このケガを抱えながら仕事をすることはできないだろう。今回は深刻なケガであり、プレーオフ進出を目指すスティーラーズにとって、大きな痛手となる可能性がある。

ペイトリオッツ戦では、日曜日にピケットのリリーフとして出場したミッチェル・トゥルビスキーが先発を務める見込みだ。スティーラーズがポストシーズン進出の望みを維持できるかはまだ分からない。

スティーラーズは7勝5敗でAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）第5シードの位置につけているものの、AFCには現在7勝5敗のチームが他に3チームあり、わずかな差である6勝6敗のチームも2つあることから、その立場は不安定だと言えよう。

【RA】