肋骨を負傷していたジャイアンツQBテイラーにIRからの復帰指定
2023年12月05日(火) 10:13ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)タイロッド・テイラーが復帰に向けて少しずつ前進している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(月)に状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、テイラーは故障者リザーブ(IR)からの復帰を指定されており、今週中にも復帰に向けた練習期間が開始される見込みだという。
トランザクションワイヤによれば、テイラーの復帰指定を受け、ジャイアンツはベテランQBマット・バークリーをウェイバーにかけ、練習生だったジェイコブ・イーソンをリリースしたという。
テイラーはシーズン第8週に敗れたニューヨーク・ジェッツ戦で肋骨を負傷してから4週間にわたって故障者リザーブに登録されていた。
練習期間が始まると、ジャイアンツは21日以内にテイラーをアクティブ登録する必要があり、それができなければテイラーは今季の残る試合を欠場することになる。しかし、2人のクオーターバックを手放したことは、ジャイアンツが前者を見込んでいることを示唆していると言えよう。
ビッグブルーには、テイラーが完全復活した場合にヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールがベテランのテイラーに再び指揮を任せるのか、あるいはドラフト外ルーキーのトミー・デヴィートにこだわり続けるのかという疑問が残っている。デヴィートはオフェンスを活性化させるのに苦戦しているものの、先発を務めた3試合ではチームを2勝1敗の成績に導いてきた。
ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したダニエル・ジョーンズが残る試合を欠場する中で、テイラーは現時点でデヴィートだけがアクティブメンバーとなっているQBルームに戻ろうとしている。
【RA】