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元コルツLBレナードがイーグルスと1年契約

2023年12月05日(火) 09:59

シャキール・レナード【AP Photo/Jacob Kupferman】

ラインバッカー(LB)シャキール・レナードは最も熾烈な競争が繰り広げられているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の中心に身を置いている。

インディアナポリス・コルツの一員としてプロボウルに3度選出された経歴を持つレナードがフィラデルフィア・イーグルスとの1年契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(月)に報じた。その後、イーグルスがレナードとの契約を発表している。

レナードは先週の火曜日にダラス・カウボーイズを訪れた後、水曜日にイーグルスを訪問。昨年のNFC王者が再びスーパーボウル出場を目指す中、レナードは現在NFC東地区で首位に立つイーグルスに移籍することを決めたようだ。

アクティブ登録されるかはまだ分からないものの、レナードは10日(日)夜にカウボーイズ(9勝3敗)との重要な一戦に挑むイーグルス(10勝2敗)に加わる。レナードはシーズン第13週に敗れたサンフランシスコ・49ers戦で痛い目に遭わされたイーグルスのラッシングディフェンスを強化する存在になると期待されるだろう。

意外なことにコルツからウェイバーにかけられた28歳のレナードは、ケガで低迷したキャリアを修正することを目指すはずだ。

レナードはニコラス・モローやザック・カニンガムといった先発選手を擁するラインバッカー陣に加わる。カニンガムはハムストリングのケガに対処しているところだ。全盛期の姿を取り戻せば、レナードは心強い戦力となるだろう。ただ、それができるかどうかは依然として大きな疑問となっている。

キャリア6シーズン目を過ごしているレナードは、AP通信NFLディフェンス部門年間最優秀新人賞を受賞し、オールプロのファーストチームに初めて選出された2018年シーズンに、殿堂入りへの道を歩み始めた。レナードはこれまでに合わせて3回、オールプロのファーストチームに選出されるという栄誉に輝いている。しかし、近年はケガがNFL屈指のラインバッカーを苦しめるようになっていた。

2022年シーズン開幕前に背中の手術を受けたレナードは、そのシーズンにわずか3試合しか出場していない。今年はコルツで9試合に出場したものの、以前のような一流のプレーを見せることはできなかった。さらには、新しいスタッフの下で自分の起用法に徐々に不満を募らせるようにもなっていた。

ウェイバーを通過したことを受けてレナードのサラリーはコルツの帳簿に載っているため、イーグルスにとって今回の契約はジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンによる低リスクの契約であり、称賛されることは間違いないだろう。イーグルスはオールスター級の選手を低コストで獲得したのだ。

レナードはキャリアで2つ目のチームに加入し、オールプロに選出されていた頃の姿を取り戻して、イーグルスが2023年シーズンに寄せられている大きな期待に応えるのに貢献しようとしている。

【RA】