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ジャガーズQBローレンスがハイアンクルスプレインに、WRカークはコアマッスルの手術が必要になる見込み

2023年12月06日(水) 10:02


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

ジャクソンビル・ジャガーズはクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスが現地4日(月)夜に延長戦の末に34対31で敗れたシンシナティ・ベンガルズ戦で負傷した足首に関して、ポジティブな知らせを受けている。

ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンは火曜日に、ローレンスが右足にハイアンクルスプレインを負ったと発表。他にも検査を受けたが、異常は見られなかったと報道陣に明かした。

「すべてが安定している。良い感じだ。数日後に様子を見ることにしよう」とペダーソンHCは話している。

日曜日に臨むシーズン第14週のクリーブランド・ブラウンズ戦にローレンスは出場できるのかと質問されたペダーソンHCは、その可能性を否定しなかった。

「トレバーに関してタイムテーブルを設定するつもりはない」と述べたペダーソンHCはその後、スタークオーターバックに手術は必要ないと思っているとつけ加えている。

ローレンスが負傷したのは28対28の同点で迎えた第4クオーター残り5分25秒でのこと。ドロップバック中にチームのオフェンシブラインマン(OL)ウォーカー・リトルに踏まれたローレンスはその後、地面に足をついて不自然に曲がった状態で後ろに倒れた。

ローレンスは歩いてフィールドを離れようとしたものの、再び地面に倒れ込んでいる。その後、2人のトレーナーの助けを借りてサイドラインへ戻り、診断を受けるためにトンネルに向かった。クエッショナブルとされたローレンスが、試合に再び戻ることはなかった。

試合終了後に『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが報じたところによると、ローレンスはロッカールームで足をついて立つことができていたものの、あくまでも慎重な様子であり、体重をかけたり、歩いたりはしていなかったという。その後、ローレンスは歩行補助装置をつけた状態でロッカールームを後にした。

ローレンスが負傷して取り乱しているように見えたことから、今シーズンが立ち行かなくなるのではないかと考えていたジャガーズファンは、ローレンスが最小限の時間しか逃さないことを知って大きな安堵のため息をついただろう。

ローレンスがハイアンクルスプレインで欠場することになれば、ジャガーズはマンデーナイトの最後の2ドライブで代役を務めたC.J.ビーサードに再び頼ることになる。

ペダーソンHCは火曜日に「もちろん、C.J.が1週間フルに準備できるのはいいことだ」とコメント。「トレバーはメンタル面で鋭さを保ち、自分の状態を見極めるだろう。今週はC.J.に(センター/C)ルーク・フォートナーと共にオフェンスに参加する時間を与える。センター、クオーターバックスタッフ、それからランニングバック(RB)たちと取り組むことは、C.J.にとってプラスになるはずだ。それ以外の点では、C.J.はうまく代役を務めていたと思う」

ジャガーズには残念な知らせも届いている。ペダーソンHCはベンガルズ戦におけるジャガーズの最初の攻撃プレーで負傷して途中退場したワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークが、コアマッスルを痛めており、「言うまでもなく、しばらく欠場する」と発表した。その後、カークは手術を受ける可能性が高いとつけ加えている。

NFLネットワークのイアン・ラポポートによれば、コアマッスルの手術を受けた後のリハビリには一般的に8週間ほどかかるという。つまり、カークが今季中に復帰を果たすためには、ジャガーズがプレーオフに進出して勝ち進んでいく必要がある。

ベンガルズに敗れたことで8勝4敗となったジャガーズは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)で第4シードの位置につけている。地区内ではインディアナポリス・コルツとヒューストン・テキサンズに1ゲーム差をつけている状態だ。ペダーソンHC率いるチームが12月を通して優位性を保つためには、ケガの問題を克服しなければならない。

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