ラムズが元パッカーズKメイソン・クロスビーと練習生として契約
2023年12月07日(木) 11:47プレーオフ進出を狙うロサンゼルス・ラムズが、キッカー(K)の獲得に動いている。
ラムズが近い将来にアクティブロースターに昇格させる意向でベテランKメイソン・クロスビーと練習生として契約すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地6日(水)にこの計画について知る人物の話をもとに報じた。
その後、ラムズはクロスビーとの契約を正式に発表している。
クロスビーはキャリア最初の16シーズンをグリーンベイ・パッカーズで過ごし、2011年にはロンバルディトロフィーを獲得。39歳のクロスビーはパッカーズの歴代最多得点記録(1,918点)を保持している。
ブレット・マハーと決別したラムズは10月下旬に、他のキッカーたちと共にクロスビーもワークアウトに参加させたが、クリーブランド・ブラウンズの練習生だったルーカス・ハービシックと契約したあと、しばらくハービシックにこだわることにしていた。
ラムズで素晴らしいスタートを切ったハービシックだったが、この2週間は壁にぶつかり、2本のフィールドゴールを含む3本のキックに失敗している。両試合とも勝利したラムズにとって、ハービシックの失敗は痛手とはならなかったが、6勝6敗となっているショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)のチームはポストシーズン進出に向けて猛進する中で、実績のあるベテランを加えた。
16年間グリーン&ゴールドのユニフォームを身にまとってきたクロスビーは、キャリアで初めて別のジャージーを着用することになる。
クロスビーのキャリア通算フィールドゴール成功率は81.4%。2015年にNFLがエクストラポイントのキック位置を後方に下げて以来、クロスビーは95.4%のPAT(ポイント・アフター・タッチダウン)を成功させている。2022年にはフィールドゴール29回中25回成功、最長は56ヤード、PATは39回中37回成功だった。パッカーズは長年チームに在籍したベテランの後釜として2023年NFLドラフト6巡目で新人のアンダース・カールソンを指名している。
フリーエージェント(FA)だったクロスビーはオフシーズンに、ボールを蹴る姿――ボートから蹴ったものを含む――を投稿し、脚力が健在であることを示してきた。クロスビーはこれからロサンゼルスでそれを証明し、ラムズがワイルドカードへの切符を手にするのに貢献するチャンスを手に入れようとしている。
【RA】