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シーズン第14週の最優秀選手賞にジェッツQBウィルソンやジャイアンツQBデヴィートらが選出

2023年12月14日(木) 12:12


ニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/John Munson】

リーグは毎週、現地の水曜日に週間最優秀選手を発表している。シーズン第14週の栄誉に輝いた選手たちは以下の通り。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
ザック・ウィルソン(QB/ニューヨーク・ジェッツ

先発に戻されると同時にニューヨークのスポットライトを浴びたクオーターバック(QB)のザック・ウィルソンは、おそらく彼の短いキャリアの中で最高のパフォーマンスを見せたと言えよう。ニューヨーク・ジェッツを率いて急成長中のヒューストン・テキサンズを30対6で破ったウィルソンは、36回中27回(75%)のパスを成功させて301ヤード、タッチダウン2回、インターセプトなし、QBレーティング117.9を記録している。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
トミー・デヴィート(QB/ニューヨーク・ジャイアンツ)

マンデーナイトのグリーンベイ・パッカーズ戦でホームの大観衆の前でプレーしたQBトミー・デヴィートは、ニューヨーク・ジャイアンツを24対22の逆転勝利に導いた。デヴィートは今のドラフト制度が導入されて以来、2度の決勝ドライブを指揮した初めてのドラフト外ルーキーとなり、キッカー(K)ランディ・ブロックの決勝フィールドゴールに向けてジャイアンツの最後のドライブで4本中4本のパスをコンプリートしている。デヴィートはこの試合でパス成功率81%(21回中17回)、158ヤード、タッチダウン1回、インターセプトなし、パサーレーティング113.9をマークした。自らの足でも71ヤードを稼いでジャイアンツの3連勝に貢献している。

AFCディフェンス部門週間最優秀選手
ハロルド・ランドリー(LB/テネシー・タイタンズ)

マンデーナイトにラインバッカー(LB)ハロルド・ランドリーが第4ダウンにサックを決めたことで、テネシー・タイタンズはマイアミ・ドルフィンズ相手に28対27の勝利を確実なものとし、ランドリーはNFLで最もあり得ない逆転劇を演じている。ランドリーにとってはこの日3回目のサックだった。タイタンズが残り3分を切ったところから14点差を巻き返し、2017年のシーズン第11週以来となる快挙を成し遂げたチームになる中で、ランドリーはタックルも5回決めている。

NFCディフェンス部門週間最優秀選手
アイバン・ペイスJr.(LB/ミネソタ・バイキングス)

LBアイバン・ペイスJr.は現地10日(日)のラスベガス・レイダース戦でもルーキーとして見事な活躍を見せ、ミネソタ・バイキングスに3対0の勝利をもたらした。ディフェンス対決となったこの試合ではペイスが起爆剤となり、両チームの中で最多となるタックル13回とサック、タックルフォーロス、QBヒット、パスブレイクアップをそれぞれ1回ずつ記録している。

AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
タイラン・ワラス(WR/ボルティモア・レイブンズ)

ワイドレシーバー(WR)デビン・ダバーネイの代役を務めたWRタイラン・ワラスが延長戦を制し、ボルティモア・レイブンズがロサンゼルス・ラムズを37対31で下すのに貢献している。レイブンズが延長戦最初のポゼッションをパントで終えると、ワラスが76ヤードの見事なパントリターンタッチダウンを決めて試合を締めくくった。延長戦でのパントリターンタッチダウンはこれがNFL史上4回目となる。

NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ブランドン・オーブリー(K/ダラス・カウボーイズ)

1年目の新鋭であるキッカー(K)のブランドン・オーブリーは、ダラス・カウボーイズがディビジョンライバルのフィラデルフィア・イーグルスを33対13で打ち負かした際、パーフェクトなシーズン記録を維持しながら、NFLの歴史にもその名を刻んでいる。オーブリーは1試合で59ヤード以上のフィールドゴールを複数回決めた史上初のNFLキッカーとなった。7本中7本のキックを成功させ、3本のエクストラポイントと、驚異的な60ヤードに加えて59ヤード、45ヤード、50ヤードのフィールドゴールを決めている。サンデーナイトの最後の3得点はすべてオーブリーによるもので、フィールドゴールの連続成功記録を30に伸ばしながらキャリアをスタートさせている。

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