ジェッツQBロジャースのアクティブ登録期限は水曜日、ドルフィンズ戦の結果で判断か
2023年12月17日(日) 22:02ニューヨーク・ジェッツが故障者リザーブ(IR)のクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをアクティブ登録できる最終期限が迫ってきている。
ジェッツでレギュラーシーズンデビューを果たしてからほんの数分でアキレス腱(けん)を断裂したロジャースが練習に戻ってきたのは現地11月29日(水)のこと。それ以上の興奮があるとすれば、今シーズンの試合に復帰することだけだろう。
IRにいるロジャースが今季中にプレーするためには、20日(水)までにアクティブ登録される必要がある。18日(月)と19日(火)にさらなる議論を重ねてからの最終決定になると関係筋は話しているが、17日(日)のマイアミ・ドルフィンズ戦が次の動向の大きな決め手となるかもしれない。
はっきりさせておくが、関係筋は今もロジャースが今シーズンに再びプレーするのはかなり難しいと主張し続けている。組織内には来シーズンまでロジャースを危険から遠ざけておきたいと考えている超重要幹部もいる。だが、ロジャースの取り組んできたリハビリの進行を遅らせたいと考える者はなく、プレーしたいという本人の強い意志は誰もがリスペクトしている。
日曜日に考えられるのは次のようなシナリオだ。
もしもジェッツが敗れて、クリーブランド・ブラウンズ(対戦相手はシカゴ・ベアーズ)、ヒューストン・テキサンズ(相手はテネシー・タイタンズ)、バッファロー・ビルズ(相手はダラス・カウボーイズ)のどこかが勝った場合、ジェッツはプレーオフ争いから脱落する。その場合ロジャースがアクティブ登録される可能性はほぼなくなり、彼のシーズンは終了するだろう。9月にアキレス腱の手術を受けたばかりのロジャースがたとえ試合に出られなかったとしても、練習復帰したというだけで驚異的なことだといえる。
もしジェッツが勝った場合は、6勝8敗でわずかにプレーオフ進出の望みを残すことになる。そうなると、振り子は反対側へと傾くだろう。ロジャースは53人のロースターにアクティブ登録されるが、来週のプレーは望み薄だ。ターゲットは以前から24日(日)のワシントン・コマンダース戦とされているものの、関係筋は依然として厳しいとの考えを示している。
今週のロジャースはかなり激しく練習に取り組んでいたとされており、チームが生き残ることができればフィールド復帰に向けて働きかけを強めていくだろう。
ジェッツがロジャースをアクティブ登録したとしても、3番目のQBとしてインアクティブにする(この場合はユニホームを着て試合を見ることができる)か、単純にインアクティブとするかのどちらかになる可能性が高い。
多くが流動的だ。
どちらにしても、ロジャースは彼を日々見守ってきたジェッツの人々を感心させた。
ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは今週、ロジャースが練習でセンターの後ろに入り、駆け足でドリル間を移動していたと強調した。彼は明らかに回復している。
「私には元通りになったかのように見えるが、それは信じられないことだ」とサラーHCは15日(金)に述べた。「彼は復帰するためにとんでもない努力をしている。彼がどれほど大事に思ってくれているかの表れであり、私はそのことに感謝している」
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