フィラデルフィア・イーグルスの最高警備責任者ドム・ディサンドロが2023年のレギュラーシーズンの間、サイドラインに立つことを禁止された。プレーオフ戦では戻れるという。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えている。

これはシーズン第13週にディサンドロがサンフランシスコ・49ersのラインバッカー（LB）ドレイ・グリーンローとサイドラインで争いを起こしたことを受けて決まったことだ。

試合中、グリーンローがイーグルス側のサイドラインでワイドレシーバー（WR）デボンタ・スミスにタックルし、両選手が立ち上がろうとした際にディサンドロが2人を引き離すような動きを見せ、その際グリーンローに手を触れた。ディサンドロは本来、フィールド外で選手を守るために雇われている立場だ。それに怒ったグリーンローが集まってきた選手たちの間から握った拳をディサンドロの顔に向けて放った。

騒動後にゲームオフィシャルはグリーンローを退場させ、ディサンドロもフィールドから出ていくよう要請された。このプレーでグリーンローはアンネセサリーラフネスのペナルティを受け、さらにスミスへのヒットで1万927ドル（約155万円）の罰金も科されている。

ディサンドロは続くシーズン第14週のロードでのダラス・カウボーイズ戦ではサイドラインに立つことを許されなかった。この決定は8日（金）にディサンドロがNFLコミッショナーのロジャー・グッデル、NFLフットボール運営部門取締役副社長のトロイ・ビンセント、イーグルス代表者たちとリーグオフィスで面談してから下された。

リーグは先週、全クラブ向けに覚書を送り、ゲームデーの全スタッフに自分たちの役割を認識させて、試合中の争いに関わることを控え、他チームの選手との身体的接触を避けるよう周知を徹底せよと通告した。

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