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レイブンズ戦後にジャガーズQBローレンスが脳しんとうプロトコルに

2023年12月19日(火) 08:55


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【AP Photo/John Raoux】

ジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスが3週間で2度目のケガに見舞われている。

ボルティモア・レイブンズに23対7で敗れた後、ローレンスは診断を受けて脳しんとうプロトコルに入ることになったと、ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンが報道陣に明かした。

ローレンスは最後まで試合に出ていたものの、第4クオーターのあるプレーで脳しんとうを起こしたとペダーソンHCは考えている。

現在3連敗中のジャガーズにとっては苦しい結果だ。また、ローレンスがどのようにプロトコルを進めるかによっては、状況がさらに悪化する可能性もある。

ローレンスが現地24日(日)に行われるタンパベイ・バッカニアーズ戦に出場できない場合、これまで先発出場した試合で2勝10敗という成績を収めてきたC.J.ビーサードが代役を務めることになるはずだ。

12月4日夜に敗れたシンシナティ・ベンガルズ戦でローレンスがハイアンクルスプレインに見舞われた後に、ビーサードはリリーフとして出場した。このベンガルズ戦からジャガーズの連敗は始まっている。負傷した時点ではより深刻なケガだと見られていたが、ローレンスが試合を逃すことはなかった。ローレンスはキャリアを通してまだ一度も欠場したことがない。

ローレンスは日曜夜にパス43回中25回成功、264ヤード、タッチダウン1回を記録し、ランではチーム内最多の41ヤードを稼いだ。しかし、もっと接戦に持ち込めたはずの試合で、ローレンスは何度もミスを犯して得点を逃している。

キャリア3年目のローレンスは2回のファンブルを喫した。1度目はレッドゾーンに突入しようとスクランブルした際に誰にも触れられていなかったにもかかわらずボールを落とし、2度目はレイブンズとまだ2スコア差しかなかった第4クオーター中盤にサックされた際にファンブルしてしまった。

ローレンスは前半終了間際に、残り時間が迫っていたにもかかわらず、レイブンズ陣5ヤードラインからスパイクするのではなくショートパスを投じるという、困ったクロックマネジメントもしている。ローレンスはワイドレシーバー(WR)パーカー・ワシントンにパスを通したものの、新人のワシントンはエンドゾーンにもサイドラインにも到達することができず、時間切れとなってしまった。

いずれにせよ、1998年-1999年シーズン以来となるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区2連覇を目指すジャガーズにとって、ローレンスが最高の武器かつ確実なパサーであることに変わりはない。

今回の敗北で8勝6敗となったジャガーズは、ヒューストン・テキサンズおよびインディアナポリス・コルツと並んで地区内首位に立っている。

【RA】