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ブラウンズWRクーパー、テキサンズ戦で最多265レシーブヤードを記録

2023年12月25日(月) 10:42


クリーブランド・ブラウンズのアマリ・クーパー【Cooper Neill via AP】

クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーが現地24日(日)、36対22でヒューストン・テキサンズを下した試合で、レシーブ11回、265ヤード、タッチダウン2回という歴史に残る大活躍を見せた。

クーパーは1試合におけるレシーブヤードのブラウンズ記録を更新し、ジョシュ・ゴードンが2013年に記録した261ヤードを抜いたほか、自身4試合目の200ヤード超え(NFL歴代3位タイ)でキャリアハイを更新している。

加えて、クーパーはブラウンズの選手として初めて2年連続で1,000ヤードを記録、殿堂入り選手のテレル・オーウェンスと並んで、NFL史上唯一、3つのフランチャイズで200ヤード以上のレシーブゲームを達成した選手となった。クーパーは以前、オークランド・レイダーズとダラス・カウボーイズでこれを達成している。

クーパーは試合後のインタビューで『NFL Network(NFLネットワーク)』のステイシー・デールズに「もちろん、フィールドに出るたびに自分のベストを尽くそうとしている。自分自身でも、マジで止められないヤツだなって思うよ。チャンスがすべて。今日はたくさんのチャンスがあったから、それを生かすことができた」とコメントした。

クーパーはブラウンズ・オフェンスの最初のプレーで53ヤードのレシーブを決め、試合開始早々から活躍。試合終了までには2回のタッチダウンレシーブ(1回は75ヤード)をあげて、レシーブ平均24ヤード強をマークしている。

ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは『Cleveland.com』のメアリー・ケイ・カボットを通じて試合後の会見で、「彼(クーパー)は完璧なプロだ。私が今まで出会った中で最高の選手の1人だ。彼がこのゲームについて知っていること、このゲームの見方。彼は本当に経験豊富で、ルートランニングの能力も兼ね備えている。彼はこのチームのリーダーの1人だ。みんなアマリが大好きだし、彼が成し遂げたことは素晴らしいことだ」と述べた。

フランチャイズ記録を塗り替えたそのキャッチは試合終盤の大一番で生まれた。残り時間4分を切った第4ダウン残り7ヤードの場面で、ブラウンズは時計を進めてテキサンズに逆転のチャンスを与えないようにしようとしていた。クオーターバック(QB)ジョー・フラッコはパスを投げるためにドロップバックして、テキサンズの守備陣が迫る中、サイドライン際のクーパーに向かって13ヤードのパスを通してファーストダウン更新を成功させている。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、これは今シーズンNFLで6番目に不可能と思われたパス成功で、成功率は13.8%だったという。日曜日のテキサンズ戦でクーパーはパス成功率33%以下のターゲットとしてキャッチ4回、148ヤード、タッチダウン2回を記録したが、これは『Next Gen Stats』時代(2016年以降)の試合では最多記録となった。

クーパーは第4ダウンのプレーについてデールズに対して「ジョーからパスを受けるようになってまだ日が浅いけれど、すぐに分かったのは、彼の腕の強さはすごいってこと。だから、彼が窮地に立たされているように見えても、彼が俺を見つければパスを出してくれると信じて、俺はずっと動き続けていた」と説明している。

フラッコとクーパーのペアは、過去2週間で77ヤードと109ヤードのパスヤードを記録するなど、一緒にプレーした最初の3試合を通して実りあるものだったが、日曜日の歴史的な活躍でこれまでの数字を吹き飛ばした。

クーパーはデールズに対し、「ジョーは美しいボールを投げる。本当に美しいパスで、キャッチしやすい」と明かし、次のようにつけ加えている。

「彼は数多くの経験を積んできている上に、とても頭のいいクオーターバックだ。正直なところ、彼はゲームの感覚がとてもいいし、俺たちは一緒にいるとリズムに乗れるんだ。俺はジョーとこんなゲームを続けていくつもりだよ」

【KO】