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現時点でシーホークス戦にはQBルドルフが先発する予定とスティーラーズHCトムリン

2023年12月27日(水) 10:38


ピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Matt Durisko】

ピッツバーグ・スティーラーズはシーズン第16週に大きな勝利をもたらしたクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフを起用し続けることを計画している。

現地26日(火)、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはスティーラーズが先週と同じ状況に置かれているとコメント。つまり、足首を負傷しているケニー・ピケットが出場できるかどうかをスティーラーズが週を追って観察している中で、ルドルフが日曜日に行われるシアトル・シーホークス戦に先発出場する予定となっているということだ。

「ケニーに関して、私たちは先週と同じ状況に置かれている」と明かしたトムリンHCは「彼に何回かレップスに参加させて、その結果がどうなるかを見ていくつもりだ。ただ、1週間前にも言ったように、今の状態ではメイソン・ルドルフが今週、クオーターバックを務める予定だ。ケニーがどういう状態か見ていく。今週も同じメンタリティで臨んでいる」と続けている。

ルドルフは先週の土曜日に34対11で勝利したシンシナティ・ベンガルズ戦で290パスヤード、タッチダウン2回、インターセプト0回と輝きを放った。ルドルフは先発として、2019年シーズン第12週に行われたベンガルズ戦(16対10)以来の勝利を収めている。

トムリンHCはピケットが復帰する可能性を否定しなかったものの、ルドルフのパフォーマンスを見れば、ポストシーズンへの進出が危ぶまれているスティーラーズも安心してベテランを起用できるはずだ。

「もちろん、メイソン・ルドルフのスタジアムでの様子を見て、より安心していると言える」とトムリンHCは話している。「それは私たちにとって救いだ。だが、私たちは本当に、まだ同じ姿勢を保っている。彼は週明けからボールを持っている。私たちは機動力の観点からケニーの状態を見て、そこから前進し、その観点から見えたことをもとにして日毎に計画を立てていく」

ルドルフはスティーラーズのクオーターバックとして、ベン・ロスリスバーガーが2020年シーズン第16週に達成して以来、1試合で275パスヤード以上、タッチダウンパス2回以上、インターセプト0回という成績を残した初めての選手となった。ルドルフは2023年にプレーしたスティーラーズQBの中で最高のパサーレーティング(124.0)と最多パスヤード(290ヤード)を記録。そして、スティーラーズはシーズン最多の34得点を挙げた。

ピケットはシーズン第13週に敗れたアリゾナ・カーディナルス戦で足首を負傷してからここ3試合を欠場している。トムリンHCがシーズン第16週にルドルフにボールを託すまではミッチェル・トゥルビスキーが2試合に先発出場していた。

ルドルフを司令塔に据えたスティーラーズ攻撃陣はすぐに好発進を切っている。ルドルフはオープニングドライブでワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズにパスを通し、86ヤードのキャッチ&ランタッチダウンに成功した。第3クオーターには、ルドルフが再びピケンズにディープショットを通して66ヤードのタッチダウンにつなげている。

練習週はルドルフがファーストチームのレップスを担当するところから始まる。ピケットは先週、個人ワークに取り組んでいたが、週末に近づくにつれてピケットがチームのスナップに参加するかがカギとなるだろう。

医師の許可を得た場合にピケットが先発になるかどうかについて言及を避けたトムリンHCは、次のようにコメントしている。

「仮定の話には興味がない。明日のパフォーマンスがどういったものになるか見てみる。今日はメイソン・ルドルフがボールを持っている状態だ」

8勝7敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)第9シードの位置につけているスティーラーズは、レギュラーシーズン最後の2試合でシーホークスおよびボルティモア・レイブンズと対戦する予定だ。

【RA】