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オフェンスの一貫性のなさについて「修正できればどのチームにも勝てる」とチーフスQBマホームズ

2023年12月27日(水) 11:19


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Peter Aiken】

クリスマスの日にカンザスシティ・チーフスはラスベガス・レイダースに20対14で敗れ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を逃した。レイダースは前半の2つのターンオーバーをタッチダウンに変えたことで、チーフスの8年連続地区優勝を遅らせるのに十分な得点を稼ぎだした。

チーフスは総ヤード数308でレイダース(205ヤード)を圧倒し、ディフェンスもクオーターバック(QB)エイダン・オコンネルを21本中9本のパス成功と62ヤードに抑えているが、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの基準からすれば、またしても不安定なパフォーマンスとなった。シーズンを通してチーフスはオフェンスの一貫性を見いだせていない。ドロップやペナルティにしろ、今週に目立ったターンオーバーにしろ、何かしらの問題が毎週生じている。

レギュラーシーズンも残り2週間となる中、QBパトリック・マホームズは問題を修正する時間はまだあると信じている。

「その兆しは見られる」とマホームズは『ESPN』に話している。

「俺たちはフットボールを動かせているし、レッドゾーンで得点も決められている。ただ、シーズン終盤は毎試合でコンスタントに十分な結果を残せていない。良い試合と悪い試合を交互に繰り返している感じだ。とにかく、プレーオフに進出するためにはもっと一貫性のあるプレーをして、それを続けなければならない」

この敗戦でチーフスは9勝6敗となり、2017年以来となる単シーズンの最多敗戦数となった。この年、アレックス・スミスは先発QBとして9勝6敗、マホームズは1勝0敗を記録している。チーフスは試合に負けているだけではない。マホームズが司令塔になって以降で、1試合の平均得点(22.2点)と平均ヤード数(355.4ヤード)は最低を数える。

「まだやりたいことをやり遂げられると信じている」とマホームズは語った。

「あとは現状をいかに早く修正できるかだ。プレーオフの話は勝てるはずの残り2試合を戦ってからだ。今できることは次の日に進み、その時により良くなって、次にフィールドに立った時に良くなっているように努力するだけ」

月曜日の敗戦後にディフェンシブタックル(DT)のクリス・ジョーンズは、マホームズがタッチダウンドライブを主導して6点差に迫った後、ディフェンスが終盤で相手のプレーを止められなかったことを指摘し、敗戦をオフェンスのせいにはしなかった。

「チームとして、全体として、もっと良くなる必要がある」とジョーンズは言う。

「ひとつのグループだけではない。スペシャルチームもディフェンスも、相手を止めて、ボールを奪い返してオフェンスに得点するチャンスを与えることができたはずだ。だけど、それをすることができなかった」

チーフスはシーズン第17週にQBジェイク・ブラウニング率いるシンシナティ・ベンガルズをホームで迎え撃ち、第18週にロサンゼルスでチャージャーズと対戦してレギュラーシーズンを締めくくる。

「しっかりと修正できれば十分に得点できる」とマホームズは述べている。

「問題は修正できるかどうかだ。まだ2試合ある。何がなんでもやらなきゃいけないし、もしできないなら俺たちは自宅に帰ることになる」

「修正できればどのチームにも勝てる。心からそう信じているけど、それができることを証明しなければならない」

【R】