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パンサーズの敗戦により2024年ドラ1指名権をベアーズが獲得

2024年01月01日(月) 18:37

シカゴ・ベアーズ【NFL】

カロライナ・パンサーズが現地12月31日(日)に行われたジャクソンビル・ジャガーズとの試合に敗れた結果、2024年NFLドラフト全体1位指名権をシカゴ・ベアーズが獲得することになった。

ベアーズが全体1位指名権を手にするのは今回が2年連続だ。前回のドラフトでは最終的に全体1位指名権をパンサーズにトレードしており、それを生かしたパンサーズはアラバマ大学のクオーターバック(QB)だったブライス・ヤングを指名。

一方のベアーズはワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアと2023年ドラフトの1巡目ならびに2巡目指名権を得たほか、2024年の1巡目指名権と2025年の2巡目指名権もパンサーズから獲得している。

パンサーズはベアーズに譲った1巡目指名権がこれほど高位置になるとは想像していなかっただろう。2022年シーズンを7勝10敗で締めくくったパンサーズは終盤戦の好調ぶりからも一時はプレーオフ進出の可能性もあったほどだ。その後、オフシーズン中に数名の戦力を失ったとはいえ、パンサーズは2023年シーズンも強力な戦いができると予想していた。しかしながら、期待されていたヤングはシーズン終盤に調子を上げたものの、それまでは苦戦を強いられ、ヒューストン・テキサンズ戦で勝利するまで今季序盤の6試合で連敗を喫している。今シーズン初めての勝利を記録したあと、2度目の6連敗を経験しているさなかに、パンサーズは1年目ヘッドコーチのフランク・ライクが解雇された。

シーズン第15週に対戦したアトランタ・ファルコンズを下したパンサーズだが、31日にはジャガーズに26対0で敗れ、2連敗を喫している。今シーズンの残り試合で何が起ころうとも、NFLのドラフトタイブレーカー上、パンサーズより上位になる可能性のあるチームは皆無だ。

パンサーズから獲得する全体1位指名権に加え、ベアーズは自らの1巡目指名権も持っており、その位置はトップ10に入る可能性もあれば、そのすぐ外に終わる可能性もある。ベアーズは2024年ドラフト2巡目指名権をワシントン・コマンダースにトレードしてモンテス・スウィートを獲得したが、2023年ドラフト初日当日にフィラデルフィア・イーグルスとのトレードで4巡目指名権を手に入れている。

2024年NFLドラフトは4月25日(木)から27日(土)にかけてデトロイトで開催する。

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