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スティーラーズ、今季最後のレイブンズ戦でQBルドルフを先発指名

2024年01月02日(火) 08:38

ピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Matt Durisko】

シーズン第18週を迎えてなお、プレーオフの望みをつなぐピッツバーグ・スティーラーズがレギュラーシーズン最終戦となる現地6日(土)に行われるボルティモア・レイブンズ戦で、メイソン・ルドルフを先発クオーターバックに起用する。1日にヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンが公表した。

ルドルフ続投の決断は、スティーラーズが健康なケニー・ピエットではなく、ベテランバックアップのルドルフを選択したことを意味する。スティーラーズの意図は容易に想像でき、直近の試合パフォーマンスを踏まえて選択したにすぎない。ただ、ピケットはスティーラーズのトップポジションとしての地位を確固たるものにしていたわけではないことから、今回の決断はピケットの長期的な実行可能性が疑問視されているということでもある。

2回の先発出場でルドルフはパス51回中35回成功、564ヤード、2タッチダウンを記録。スティーラーズはルドルフが先発した2試合とも勝利を挙げ、得点はいずれも30点以上を稼いでおり、前々回の試合で2023年シーズン初の30得点超えを達成した。

必勝のシーズン第18週に向け、サンプル数は少ないとはいえ、トムリンHCは賢明にも今季のスティーラーズで最高の結果を残しているクオーターバックを起用しようとしている。

ルドルフはレイブンズ戦で3連勝を狙う。対戦相手のレイブンズは過去2試合でトゥア・タゴヴァイロア(マイアミ・ドルフィンズ)やブロック・パーディー(サンフランシスコ・49ers)の両クオーターバックに多くの問題を与えてきたが、すでにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)第1シード獲得も決めたとあってレイブンズが主力の守備陣を全員出場させることはないかもしれない。

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