NFLが資格のない背番号の選手が有資格レシーバーにステータス変更する際の手順を注意喚起
2024年01月03日(水) 11:17『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが報じたところによると、現地12月30日(土)にダラス・カウボーイズがデトロイト・ライオンズに勝利した一戦が物議を醸す結末となった余波で、NFLは2日、有資格選手の申告に関する覚書を各チームに送付したという。
2ポイントコンバージョンでライオンズのオフェンシブラインマン(OL)テイラー・デッカーがボールをキャッチするも、オフィシャルはデッカーがレシーバーとなる資格を有していなかったと裁定、結果、カウボーイズが20対19でライオンズに勝利した。その試合から3日後、覚書とともに映像も共有された。
もし2ポイントコンバージョンが成功したプレーとして採用されていれば、ライオンズがカウボーイズに対して1点をリードしていたことになる。デッカーのキャッチが否定されたあと、ライオンズが再び2点獲得に挑んだプレーはインターセプトされたもののカウボーイズ側のペナルティとなり、3度目のアテンプトは不成功に終わった。
レフェリーのブラッド・アレンがプールレポートで明かしたところによると、デッカーではなくライオンズのオフェンシブラインマン(OL)ダン・スキッパーが有資格レシーバーとして申告されていたという。
火曜日に送付された映像では、選手のステータス変更に際して「胸元を物理的に上下させるサインと有資格レシーバーの申告意思をレフェリーに示すこと、その両方をもってレフェリーに明確に示すこと」は選手の責任であると強調されている。
映像の中で、丸印で囲まれたスキッパーは2ポイントコンバージョンに挑むにあたって手を上げてジェスチャーを示しており、シーズン第17週の試合は第1クオーターでも同様の場面があり、そこでもスキッパーが同じように主張するシーンが見られた。
今回の映像は各チームに対する注意喚起として送られている。
また、背番号が50から70、もしくは90から99のオフェンシブプレーヤーは有資格レシーバーとしてラインアップすることが許可されているものの、ステータス変更がある場合は即座にレフェリーに申告しなければならないとも備考されている。レフェリーはそれをディフェンス側に伝え、スタジアムにもアナウンスする。映像で下線が引かれたように、これは何年も前から実施されているプロセスだ。
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