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タイタンズで過ごした時間に感謝するRBヘンリー、2024年のFAに意欲

2024年01月06日(土) 12:33


テネシー・タイタンズのデリック・ヘンリー【Joe Robbins via AP】

ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーは現地7日(日)にホームのニッサン・スタジアムで行われるジャクソンビル・ジャガーズ戦がテネシー・タイタンズのジャージーを着る最後の試合になる可能性があると知りながらも、他の試合と同じように挑むつもりだ。

チームの公式サイトによると、ヘンリーは木曜日、「シーズン最後の試合だし、今年が終わればフリーエージェントになるし、ここで8年を過ごしてきたから、間違いなく思うところはあるだろうね。見に来てくれる人たちには感謝の気持ちでいっぱいだ。ファンのみんなが来てくれるはず。みんなで力強くシーズンを終えられることを願っている」と話したという。

ヘンリーはタッチダウンラン数(89回)とスクリメージタッチダウン数(92回)でタイタンズの歴代トップに君臨している。また、キャリー1回あたりの平均ヤード(4.6)でもタイタンズ歴代1位だ。タイタンズでのラッシングヤードはエディー・ジョージに次ぐ2位の9,349ヤードとなっている。

ヘンリーは今季終了後のオフシーズンにフリーエージェントとなり、タイタンズは強力なランニングバックであるヘンリーに踏ん切りをつけ、2024年にはタイジェイ・スピアーズを主役とする可能性がある。

ヘンリーは「どんな選手でも、その組織のためにプレーし、できる限りキャリアを全うしたいと思うものだ。だけど、ビジネス的な側面もあるし、そういうことも理解している。オフシーズンにどうなるか見てみるよ」とコメントしている。

木曜日に30歳になったヘンリーには魅力的なフリーエージェント市場が待っているだろう。ヘンリーは知名度が高く、オフェンスを牽引できる選手だ。しかし、すべてのスキームにフィットするわけではなく、過去5シーズンのうち3シーズンでキャリー300回以上を記録するなど多くの距離を走ってきたことから、“タイヤの溝はすり減って”いる状態だ。2023年シーズンは脆弱なオフェンシブラインの背後でレーンを見つけるのに苦労し、キャリー1回あたりの平均ヤードはキャリア最低(3.9)だった。

ヘンリーは1,014ヤードとタッチダウン11回をマークし、自身4回目のプロボウルに選ばれたが、困難なシーズンであったことを認めている。

「こういう年があることで成長し、学び、振り返ることができる。今シーズンが終わったら、絶対にそうするつもりだ。以前は意気込んでいなかったとしても、今は確実に意気込んでいるし、もっとハングリーだ」と明かすヘンリーは次のように続けた。

「オフシーズンに向けて、できる限り力強く取り組むつもりだ。結局のところ、一貫して高いレベルでプレーすることが大切なんだ。俺は自分自身に一番厳しい批評家だから、とにかく自分に厳しくするつもりだ」

【KO】