レイダース暫定HCピアースのフルタイム雇用を希望するDEクロスビー
2024年01月06日(土) 12:36ラスベガス・レイダースの大物たちは現地7日(日)に行われる今季最終戦のデンバー・ブロンコス戦が終わった後も、暫定ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースがフルタイムの仕事を維持することを切望し続けている。
スターエッジラッシャーのディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーはピアースを“100%”支持していると述べた。
『ESPN』によると、クロスビーは木曜日に「NFLのヘッドコーチは世界に32人しかいない。その中でリーダーを見つけなければならない。そのうちの1人が現在ビルにいるのなら、なぜ彼を手放すのか分からない」と語ったという。
クロスビーのコメントはワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスが2024年の指揮官としてピアースを“支持している”と言った翌日に発せられたもので、ロッカールーム全体が“基本的に”同じように感じているとつけ加えたことになる。
なお、クロスビーは2年前にも、レイダースが当時の暫定ヘッドコーチだったリッチ・ビサッチアを擁立するのを支持していた――オーナーのマーク・デービスがジョシュ・マクダニエルズをヘッドコーチに迎える前に。
今度こそ、オーナーはスター選手たちの声に耳を傾けるだろうか。
レイダースはピアースを迎え入れてから格段に競争力を増している。シーズン第18週を迎えるレイダースは、ピアースが暫定HCに就任して以来、被得点守備でNFL首位に立っている。
◆シーズン第1週から第8週まで:試合平均被得点23.4点(22位タイ)、試合平均テイクアウェイ数1.0回(24位タイ)、試合平均サック数2.0回(25位タイ)
◆シーズン第9週から第17週まで:試合平均被得点16.3点(1位)、試合平均テイクアウェイ数1.6回(9位タイ)、試合平均サック数3.1回(7位タイ)
レイダースがピアース暫定HCの下で競争力を高め、地区ライバルであるカンザスシティ・チーフスとロサンゼルス・チャージャーズに勝利しているのは一目瞭然だ。しかしピアースは4勝4敗という成績で最終戦を迎える。問題は、2024年シーズンに向けてピアースがこの好調を維持できるとデービスが信じているかどうかだ。
クロスビーにとっては勝利と勝利のカルチャーがすべてだ。
「プレーオフに進出したのは5年間で1回だけだ。これはひどい」と主張するクロスビーは、こう続けている。「これからどうするかを考えなければならない。変化にはうんざりだ。負け続けるのにもうんざりだ。安定とちゃんとした一貫性が欲しいだけで、俺にとって大事なのはそれだけなんだ。勝ちたいんだよ」
【KO】