スティーラーズLBのT.J.ワットがMCL捻挫か、詳しい検査結果待ち
2024年01月07日(日) 11:12ピッツバーグ・スティーラーズはポストシーズンに進む可能性をわずかに残しているが、プレーオフで戦うことになった場合、チームが誇るベストプレーヤー不在で挑まなければならないかもしれない。
現地6日(土)に行われたボルティモア・レイブンズ戦でスティーラーズは17対10で勝利するも、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として伝えたところによれば、スターラインバッカー(LB)T.J.ワットが三度(Ⅲ度)のMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)捻挫を負ったという。
ラポポートはケガの程度を確認するためにワットがさらなる検査を受ける予定だと付け加えつつ、三度のMCL捻挫は全治数週間ほどのケガと考えられており、スティーラーズがプレーオフ進出を確定させたとして来週に控えるスーパーワイルドカード週末の出場には疑問が生じるだろうと指摘。
ヘッドコーチ(HC)を務めるマイク・トムリンは試合後、ワットのケガについて最新情報を知らせることはなく、ケガの具合についても触れなかった。
トムリンHCは報道陣に「T.J.は膝のケガの診察を受けている。次にお会いする頃にはもう少し詳しい情報を話せるだろう。もちろん残念ではあるが、フットボールの試合にチャレンジはつきものだ。人生にも困難はある。それらが何であろうと、対応するまでだ」とコメントしている。
10勝7敗でレギュラーシーズンを終えたスティーラーズがワイルドカードに進むための条件はサタデーナイトフットボールとして行われているヒューストン・テキサンズ対インディアナポリス・コルツ戦が引き分けに終わるか、今季最後のサンデーゲームでジャクソンビル・ジャガーズもしくはバッファロー・ビルズが負けるか(ジャガーズの場合は引き分けも条件)だ。
スティーラーズが勝ち進めたとして、その結果はレイブンズ戦でも膝を負傷する前に2回のサックを記録したワットの活躍によるところが大きい。
ワットは2023年レギュラーシーズンの成績をサック19回で終えたが、現時点ではリーグトップにつけており、このままいけば6度のプロボウラーとしてキャリア3度目のサックキングの称号を手にすることになる。
前回、ワットが負傷して欠場を余儀なくされた2022年シーズン、ワット不在の7試合でスティーラーズは1勝6敗と大苦戦を強いられた。
レイブンズ戦で金星を挙げたとはいえ、同様に衝撃的な敗北を喫する可能性もあるスティーラーズは残るシーズン最終週の試合結果とワットの検査結果を待たなければならない。
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