パンサーズが3シーズン在籍したスコット・フィッタラーGMを解雇
2024年01月09日(火) 08:532024年、カロライナ・パンサーズは完全に生まれ変わる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地8日(月)、パンサーズがチームで3シーズンを過ごしたジェネラルマネジャー(GM)スコット・フィッタラーを解雇したと報じた。
その後、パンサーズもこのニュースを発表している。
パンサーズオーナーのデビッド・テッパーは声明で次のように述べた。
「私たちのフランチャイズを新しい方向に進めるにあたり、私はスコット・フィッタラーが今後はわれわれのジェネラルマネジャーを務めないという決断を下した。スコットの努力には感謝しており、彼とご家族の幸せを願っている」
フィッタラーGMが率いた3シーズンでパンサーズは14勝37敗、うち2023年は2勝15敗と悲惨な成績を残している。フィッタラーGMはシアトル・シーホークスに20シーズン在籍した後、パンサーズに移籍していた。
パンサーズは以前、今季11試合終了後にヘッドコーチ(HC)フランク・ライクを解任している。チームの苦戦や、ロースターに明らかな不足があることを考えれば、テッパーが完全に仕切り直しをするのは驚きではない。
フィッタラーGMは3シーズンでロースター作り、特にドラフトを担当し、何度も失敗を繰り返してきた。クオーターバック(QB)ブライス・ヤングと2023年入団組についてはまだ判断がつかないものの、2022年ドラフト全体6位指名のイクム・エクウォヌは左タックル(LT)のポジションで大苦戦し、元ドラフト3巡指名のQBマット・コラルはチームにすらいない。フィッタラーGMはスキルポジションのプレーメーカーを発掘できず、下位指名はほとんどうまくいかなかった。2021年ドラフト1巡指名のコーナーバック(CB)ジェイシー・ホーンはフィールドに出れば良い選手だが、2023年の6試合を含めても3シーズンでわずか22試合しかプレーしていない。
パンサーズでは全面的なやり直しが最も理にかなっており、テッパーが最高のヘッドコーチ候補を獲得できる確率が高まるはずだ。
【KO】