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不確かなオフシーズンを迎えることに「後悔はない」ベアーズQBフィールズ、「全力を尽くした」

2024年01月09日(火) 09:50


ジャスティン・フィールズ【AP Photo/Alex Brandon】

シカゴ・ベアーズは現地7日(日)に行われたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のライバル、グリーンベイ・パッカーズとの試合に17対9で敗れたことで、7勝10敗でシーズンを終えた。そうした中で、シカゴではクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズの将来に注目が集まっている。

『ESPN』によると、フィールズは日曜日に「その判断は俺が下すことじゃない。自分がコントロールできるのは、自分がやったことだけ。全力を尽くした。ここでもそうじゃなくても、後悔はない」と語ったという。

昨年に行ったカロライナ・パンサーズとのトレードによって2024年NFLドラフト全体1位指名権を保持しているベアーズが、2021年ドラフト全体11位で指名したフィールズにこだわり、彼を中心にチームを構築するのか、それとも新たなシグナルコーラーを指名して前進するのかという疑問が、この数週間渦巻いていた。

この決断はジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズにとって極めて重要になるだろう。ベアーズはコストを抑えたクオーターバックとの再スタートや、ドラフト全体1位指名権に対するトレードオファーの可能性、フィールズに対するトレードオプションの可能性、そして24歳のQBにこだわる場合の将来的な契約内容を検討しなければならない。

キャリア3年目のフィールズは、特にケガから復帰した後に成長を果たした。フィールズがランナーとしてもパサーとしてもダイナミックな能力を持っていることから、判断はより難しくなっていると言えよう。フィールズとワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアのコンビがシーズンを通して成長したことで、ベアーズ攻撃陣が将来性を示したときもあった。その一方で、日曜日に敗れたパッカーズ戦のように、ボールを動かすのに苦労し、レッドゾーンで行き詰まることもあった。オフェンシブラインを補強した上で武器を追加すれば、次の1年で違いは生まれるだろうか。はたまた、若いキャリアを通じてケガにも悩まされてきたクオーターバックと共に歩んでいくことに限界を迎えているのだろうか。

この数週間、ベアーズファンの中にはフィールズにこだわりたいという声を上げる者もいた。しかし、最終的にはポールズGMの将来のビジョンにかかっている。

フィールズは日曜日に「シカゴの街へ、みんなを愛している。ファンやベアーズのみんなからのサポートに感謝しているし、万が一、これがみんなとの最後の試合になったとしても、すべてに感謝している」とコメントした。

ベアーズは今回の敗北でパッカーズに10連敗を喫している。フィールズは先発出場した6回のパッカーズ戦で一度も勝利を挙げていない。フィールズは13試合に先発して2,562パスヤード、タッチダウンパス16回、インターセプト9回、657ランヤード、タッチダウンラン4回という成績で2023年シーズンを終えた。

【RA】