「契約下にあるため」将来を決めるのは「早すぎる」とペイトリオッツHCベリチック
2024年01月09日(火) 10:15今季を4勝13敗で終えたニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックには、将来についてまだ何も宣言する準備はできていない。
ペイトリオッツが現地7日(日)に行われたニューヨーク・ジェッツ戦を17対3で落としてシーズン終了となった後、71歳のベリチックHCは月曜日に開かれた記者会見で、フォックスボロでの将来についてのあらゆる可能性を検討中だと語った。
ベリチックHCは「私は契約下にある。私はいつも通り、毎日チームのためにできる範囲で、どんな形であれ、一生懸命働くつもりだ」と述べ、次のように続けている。
「だから、これからもそうしていく。今日は、選手たちとのミーティングでシーズンを締めくくる日で、そこから出発する日だ。来年に向けての決断や方向性などについては、まだ話すには早すぎる。1年の終わりの段階で、やり方がこれまでと根本的に変わることはないと思う」
ベリチックHCはオーナーのロバート・クラフトと会談する予定であることを明かしたものの、その時期や話し合う内容の予想については明言を避けた。
「何回かに分けてのミーティングになるかもしれないが、分からない。内部で対処することになる」とベリチックHCはコメント。
ベリチックHCは、選手の人事決定から退いた上でペイトリオッツのヘッドコーチを続けることを検討するかどうかについても、同様にはぐらかしを見せた。とはいえ、ベリチックHCの返答は、オーナーに――あるいは、他のチームに――対して、その領域で一歩後退することへの意思を示すメッセージとして読み取れるかもしれない。
ベリチックHCは「このフットボールチームを助けるために最善と判断されることなら、どんなことでも賛成だ。そのプロセスが何であれ、私はその一部でしかない」と述べ、誰かが最終決定権を持たなければならないと指摘した。
またベリチックHCは「私はチームのために毎日できる限り働くためにここにいる」とつけ加えている。
ペイトリオッツで24年目のシーズンを終えたベリチックHCは、他のチームでコーチをする気があるかどうかについては明言を避けた。
「仮説に付き合うつもりはない」とベリチックHC。
フォックスボロで1つの時代が終わりを告げる可能性がある今週、そうした仮説が現実のものになるかもしれない。
【KO】