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テキサンズQBストラウドの映像を見て「彼は素晴らしい」とブラウンズHCステファンスキー

2024年01月10日(水) 13:42


ヒューストン・テキサンズのC.J.ストラウド【AP Photo/Darron Cummings】

クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは2023年シーズンに、数多くのクオーターバック(QB)を直接見てきた。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ステファンスキーHC率いるブラウンズは1984年シーズンのシカゴ・ベアーズと並んで、1950年以降に5人のクオーターバックを先発起用したシーズンにプレーオフ進出を果たした史上2つ目のチームになったという。

しかし、ブラウンズが数週間前にヒューストン・テキサンズを破ったばかりにもかかわらず、ステファンスキーHCは新進気鋭の新人QBであるC.J.ストラウドを映像でしか見たことがない。現地13日(土)に行われるスーパーワイルドカード週末の初戦で、第5シードのブラウンズが第4シードのテキサンズと対戦するとき、ステファンスキーHCは初めて実物を見ることになる。

今のところ、ステファンスキーHCは感銘を受けているようだ。

チーム公式記録によると、ステファンスキーHCは火曜日にオハイオ州立大学出身のストラウドについて「彼は素晴らしい」と述べたという。

「彼を見ていたときのことを覚えている・・・私たちはいくつかクロスオーバーテープを持っていて、(ボルティモア)レイブンズ戦の準備をしていたから見ていたのだ。それは彼が初めて臨んだ試合だったのに、もう調子を整えていたと思う。その試合でさえも、あの子には本当に才能があるとすぐに分かるようなプレーやスローがあった。オハイオ州の人たちは彼のプレーをかなり見てきたと思う。彼はとても才能のある若者だ。映像は、私たちコーチがいつも立ち返るものだと思っている。そして、彼は本当に素晴らしい映像を持っている」

シーズン第16週、テキサンズが36対22でブラウンズに敗れた試合では、ストラウドが脳しんとうに対処していたことからデイビス・ミルズが先発を務めた。そのため、次の試合ではステファンスキーHCが初めてストラウドを生で見るだけではなく、QBジョー・フラッコも初めてこのルーキーと対決することになる。

フリーエージェント(FA)だったところから這い上がってブラウンズをポストシーズンに導いた38歳のフラッコが、22歳のルーキーであるストラウドと対戦することを踏まえると、魅力的なマッチアップだと言えよう。

今季、15試合に出場して4,108ヤード、タッチダウン23回、インターセプトわずか5回を記録したストラウドは、テキサンズを2019年シーズン以来となるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区優勝とプレーオフ進出に導いた。

ストラウドは試合平均パスヤード(273.9ヤード)でNFL新人歴代2位となったほか、今季の記録としてもNFL内2位となっている。

トータルディフェンスとパスディフェンスでNFL首位に立つブラウンズとの一戦を前にして、ストラウドには困難な課題が待ち受けていると言えよう。

ストラウドの驚異的なルーキーシーズンがこれからも続くかは土曜日に明らかになるが、これまでのところ、ストラウドはNFLキャリア初のプレーオフゲームで対戦する相手のコーチを含め、多くの人に感銘を与えている。

【RA】