コマンダース、49ersアシスタントGMピータースを新GMに起用か
2024年01月13日(土) 10:16ワシントン・コマンダースの新時代は誰もが欲しがるような幹部の加入で幕を開けることになりそうだ。
『NFL Network (NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、コマンダースはサンフランシスコ・49ersのアシスタントジェネラルマネジャーであるアダム・ピータースを新ジェネラルマネジャー(GM)として採用する方向で動いているという。
ピータースは49ersにおいて、ほとんど毎年のようにディビジョンとカンファレンスのタイトルを争うロースターを構築していたジョン・リンチGMの下で働いた経験から、常勝チームの作り方を学んだ上でコマンダースにやってくる。ピータースは49ersでの3年間の経験をもって、コマンダースで同じような変革を起こそうと東へ向かう予定だ。
ピータースは2003年にニューイングランド・ペイトリオッツでスカウトとしてキャリアをスタートさせた後、2009年にデンバー・ブロンコスで同様の役割を果たし、最終的に2014年にデンバーのカレッジスカウト部門アシスタントディレクターに昇進した。2017年に選手人事担当責任者として49ersに加わり、2021年にはアシスタントGMに昇格、49ersを3度のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム出場、そのうち1回はカンファレンス優勝、第54回スーパーボウル出場に導き、経営陣に貢献している。
そして今、ピータースは新オーナーのもとで新時代の幕開けを目指すコマンダースのフランチャイズに加わることになる。コマンダースは今季を4勝13敗の成績で終えた後、ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラを解雇したが、現GMマーティン・メイヒューの運命についてはまだ最終決定を下していない。
ピータースの採用はメイヒューGMの役割が変わることを示唆しており、現GMはコマンダースでの職を完全に失う可能性もある。しかし今のところ、オーナーであるジョシュ・ハリスの最初の大きな動きはフロントオフィスであり、そこでピータースはトップの椅子を引き継ぎ、リベラHCの後任となる新たなヘッドコーチの雇用に取りかかることになるだろう。
【KO】