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イーグルスWRブラウンがバッカニアーズ戦欠場

2024年01月14日(日) 08:02

フィラデルフィア・イーグルスのA.J.ブラウン【AP Photo/Matt Rourke】

フィラデルフィア・イーグルスはプレーオフ初戦からオフェンスの要を欠くことになる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地13日(土)朝、ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンがスーパーワイルドカード週末に対戦するタンパベイ・バッカニアーズとの試合から除外されたと報道。その後、最終版の故障者レポートでイーグルスが公表した。

シーズン第18週に対戦したニューヨーク・ジャイアンツとの試合で膝を負傷したブラウンが今季に欠場を余儀なくされるのはこれが初めて。ブラウンはレギュラーシーズン最終戦の第1クオーターにボールをキャッチしてファンブルを喫したプレー後、膝をつかんだまま芝生に横たわり、試合を離脱している。フィールドからは自力で歩いて去っており、膝のケガはそれほど深刻ではないと考えられていた。

ヘッドコーチ(HC)のニック・シリアニは今週はじめ、ブラウンの次戦出場は可能だろうと楽観的な見通しを示していたが、ブラウンは木曜日と金曜日の練習に参加せず、結局、プレーオフ最初の週末にフィールドに立つことはかなわない。

メディアに対し、ブラウンが出場に向けて懸命に努力したと明かしたシリアニHCは13日、次のように話した。

「A.J.を出場させるのは難しいことだった。ただ、出場できるようにやれることは、それこそ何もかもやって本当に必死に闘っていた。それがA.J.というヤツなんだ。タフで、チームメイトのためならなんだってする。残念ながら、今週はかなわない」

ただ、イーグルスがバッカニアーズを打ち破り、次のディビジョナルラウンドに勝ち進められれば、そこでブラウンが復帰する可能性はあるとガラフォロが報じている。

ブラウンは今季、レシーブ106回、1,456レシーブヤードを記録してイーグルスのレシーバー陣をリードしており、タッチダウンレシーブはチームトップタイの7回だ。もう1人の先発ワイドレシーバーであるデボンタ・スミスも足首に負傷を抱え、シーズン第18週を欠場。ブラウンが練習を欠席し続けた一方、スミスのステータスはブラウンよりも有望で、イーグルスの序盤2回の練習はフル参加と記載されている。

ブラウンの欠場によってスミスが出場する可能性は高く、スミスとともに出番の少ないレシーバー陣がブラウン不在を穴埋めすることになる。ブラウンとスミス以外に今季165ヤード以上を稼いだワイドアウトはいない。

イーグルスとバッカニアーズの一戦は日本時間16日(火)10時15分にキックオフ予定だ。

【C】