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カウボーイズオーナー、マッカーシーHCの将来には言及せず

2024年01月15日(月) 23:43


ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー【AP Photo/Sam Hodde】

ダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズはチームのヘッドコーチ(HC)にまだ満足しているだろうか。

現地14日(日)に行われたスーパーワイルドカードゲームはHCの立場を改善することはなかった。マイク・マッカーシーHCの立場は日曜日以前から少し揺らいでいたようで、グリーンベイ・パッカーズに48対32というショッキングな敗戦を喫した後、カウボーイズのオーナーの周りには、当然ながら人だかりができていた。

ジョーンズは次のように語っている。

「これ(プレーオフでの敗北)は最もつらいことのように思える。なぜなら、私たちは皆、このチームに対して大きな期待と希望を抱いていたからだ。ショックだよ。理解の範疇(はんちゅう)を超えている」

しかし、マッカーシーHCの――あるいは他の誰かの――状態については、ジョーンズはかみつかなかった。敗戦直後、ジョーンズはどの選手やコーチについてもコメントしていない。

「(マッカーシーの将来については)1秒も考えていない」というジョーンズは、マッカーシーHCといつ会うかはまだわからないとつけ加えた。

日曜日の結果が決断にどれだけ影響するか、と聞かれたジョーンズは「今日のことは重く受け止めている。私たちがやってきたことすべてに重きを置く」と答えている。

ジョーンズ同様、マッカーシーHCも試合後、自分の雇用状況ではなく、敗戦の痛ましさだけを考えていると述べた。

「一番大きいのは、私たちががっかりしているということだと思う。ロッカールームではチーム全員が傷ついている。この試合の結果を過去に考えたことはない」

マッカーシーHCもジョーンズと同じショックを受けている。

「こうなるとは誰も予想していなかったと思う。どの局面でもうまくいかなかった」とマッカーシーHCは指摘。

試合前、ジョーンズはマッカーシーHCの将来について、「プレーオフの各試合がどうなるか見てみよう」と発言したことを撤回する必要を感じていた。ジョーンズはこのコメントについて聞かれると、その反応に「驚いた」と述べ、「(マッカーシーが)やってきたこと、彼のコーチングにはこれ以上ないほど満足している」と、マッカーシーHCの全面的な支持を表明している。

60歳のマッカーシーHCはカウボーイズ就任初年に6勝10敗、その後3年連続で12勝5敗を記録。カウボーイズでのレギュラーシーズン成績は42勝25敗だが、日曜日に行われた一戦でパッカーズに敗れ、プレーオフでの成績は1勝3敗となった。

ジョーンズは今週、マッカーシーHCは2024年シーズンまで契約下にあると主張している。

カウボーイズオフェンスは序盤に苦戦し、パッカーズがセーフティ(S)ダーネル・サベージのインターセプトリターンタッチダウンで27対0とリードを広げた後、前半最後のプレーまで得点できなかった。この試合でカウボーイズはオフェンスで510ヤードを稼ぎ、最終的には見た目以上に接戦となっている。

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットは「俺は最悪だった」と先発でのポストシーズン成績が2勝5敗となった後、語った。

2つのインターセプトを喫したプレスコットは、マッカーシーHCをかばおうとして、「このチームがこれまでに得た成功は彼のおかげだ」と強調。

もしマッカーシーHCが敗戦の責任を追及されるようなことがあれば、プレスコットは「その場合は俺もリストに加えてくれ」と言っている。

ジョーンズはカウボーイズが48点を許したことについても考えを述べた。

「全く予想していなかった。(試合前に)32点を取ったと言われたら、勝ったと思っていただろう」

この48点は、守備コーディネーター(DC)ダン・クインの下でカウボーイズが許した最多点だ。クインDCは今オフシーズンに他の場所でヘッドコーチ候補としての言及があった。

「私たちは悪いパフォーマンスをするには最悪のタイミングを選んでしまった」とマッカーシーHCはコメント。

カウボーイズがプレーオフで新たに敗退した今、近い将来にさらに悪い日が訪れるかどうかはいずれ分かるだろう。

【KO】