湖水効果雪警報が発令される中、チーフス戦に向けてさらなる大雪に備えるビルズ
2024年01月18日(木) 09:57母なる自然はバッファロー・ビルズのポストシーズンに影響を与え続けている。
スーパーワイルドカード週末にピッツバーグ・スティーラーズ戦の実施日が大雪の影響で現地14日(日)から15日(月)に変更されたばかりだが、この地域は今週もまた大雪に見舞われることになりそうだ。
オーチャードパークを含むニューヨーク州西部では現在、湖水効果雪警報が発令されている。アメリカ国立気象局によると、積雪は湖水効果雪で約30cmから約91cmになると予想されており、嵐の影響で約122cmを超える可能性もあるとのこと。この警報は木曜日の19時まで発令される予定だ。
『The Weather Channel(ザ・ウェザー・チャンネル)』によると、バッファロー地方は土曜日の朝まで雪が降る可能性があるという。
この嵐が日曜日のアメリカ東部時間18時30分【日本時間22日(月)8時30分】から始まるディビジョナルラウンドのカンザスシティ・チーフス戦に影響を与えることはないかもしれないが、チームが選手をミーティングや練習に参加させるのに支障をきたす可能性はある。ニューヨーク州知事のキャシー・ホークルは先週の嵐に伴って移動禁止令を出したが、今週はそれが出されていない。しかし、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは選手の施設入りが再び困難になる可能性を指摘している。
『Associated Press(AP通信)』によれば、マクダーモットHCは火曜日に「スタッフだけではなく、選手たちを適切なタイミングに招集するための計画を立てており、スケジュールの観点でそれをうまく遂行しようとしている。つまり、それに対処するつもりだ。それができると確信している。そして、今できる最善のことは、周りとしっかりコミュニケーションを取ることだ」と述べたという。
ビルズが対処しなければならないのは雪だけではない。チームは現在、多くの負傷者を抱えている。ビルズは月曜日にコーナーバック(CB)ラスル・ダグラス(膝)やラインバッカー(LB)タイレル・ドッドソン(肩)、セーフティ(S)テイラー・ラップ(ふくらはぎ)、ワイドレシーバー(WR)ゲイブ・デービス(膝)を欠いた状態でプレーしていた。そして、ワイルドカードラウンドでは、CBタロン・ジョンソン(脳しんとう)、CBクリスチャン・ベンフォード(膝)、LBテレル・バーナード(足首)、LBベイロン・スペクター(背部)、パンター(P)サム・マーティン(ハムストリング)が負傷。マクダーモットHCは、チームはこれらすべてのケガについて現在も評価をしている段階だが、ケガも天候も言い訳にはならないと話している。
「準備をすること以外、私たちにできることはない」と強調したマクダーモットHCはこう続けた。
「私たちのチームはシーズンを通して戦ってきた。今、戦うことをやめるつもりはない。このチームには回復力があり、選手たちは誰かが出場できないときに驚くほどよく踏ん張ってきた」
「日曜日の試合までにできる限り健康な状態を取り戻すために、今の治療の機会であれ、その機会を最大限に生かすことであれ、必要な時間をすべてつぎ込むようにしなければならない」
【RA】