プレーオフ初戦敗退のブラウンズがアシスタントコーチ陣を変更
2024年01月18日(木) 11:57クリーブランド・ブラウンズは負傷者が続出したにもかかわらず、見事にポストシーズン進出を果たした。しかしながら、ワイルドカードゲームでヒューストン・テキサンズに敗れたことでこれからオフシーズンに入るブラウンズでは、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーがオフェンススタッフの変更に着手している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(水)に情報筋の話として報じたところによると、ブラウンズはランニングバック(RB)コーチのスタンプ・ミッチェルを解雇し、タイトエンド(TE)コーチのT.C.マッカートニーもチームを去るという。
攻撃コーディネーター(OC)アレックス・ヴァン・ペルトは引き続き契約下にあり、オフェンススタッフの役割を評価するプロセスが続く中、現時点で他に最終決定が下されたことはないとラポポートは付け加えている。
『CBS Sports(CBSスポーツ)』のジョジーナ・アンダーソンがブラウンズのコーチ変更のニュースを最初に報じた。
アリゾナ・カーディナルスで9年間ランニングバックとしてプレーしたミッチェルは、シアトル・シーホークス(1999年から2007年)、ワシントン・コマンダース(2008年から2009年)、カーディナルス(2013年から2016年)、ニューヨーク・ジェッツ(2017年から2018年)での職を経てから2019年にブラウンズに入団しており、長年にわたってNFLでランニングバックコーチを務めてきた。ステファンスキーHCが2020年にチームを引き継いだ際もミッチェルを続投させている。スターRBのニック・チャッブはミッチェルがRBコーチを務めた間に1,000ヤード超えのシーズンを4回記録しているが、2023年はシーズン第2週に負ったケガによりその後の試合を全て欠場している。
マッカートニーは2020年にオフェンスのアシスタントコーチとしてステファンスキーHCと同時にブラウンズに加わり、2022年にタイトエンドコーチに昇格。TEデイビッド・ジョクは今シーズン、キャリアハイとなる81回のキャッチで882ヤードとタッチダウン6回をマークしてプロボウルにも選出されている。
シーズン序盤に負傷者が続出して選手層が薄くなったため、危機的な状況に陥ったものの、ステファンスキーHC率いるブラウンズはポストシーズン進出を果たすまでに奮起した。それでも、年間最優秀コーチ賞の有力候補にあがっているステファンスキーHCは2024年に向けてスタッフ陣の入れ替えに踏み切った。
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