カウボーイズHCマッカーシーが2024年シーズンも続投へ
2024年01月18日(木) 14:48マイク・マッカーシーはビッグDにとどまる。
現地17日(水)夜、ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)であるマッカーシーが2024年シーズンも続投すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
カウボーイズがワイルドカードラウンドでグリーンベイ・パッカーズに48対32で惨敗した3日後、マッカーシーHCとそのスタッフは選手たちと共にシーズン終了後の記者会見を行ったが、マッカーシーHCが現行契約の最終年にあたる2024年シーズンを終える前に退団することはないだろう。
オーナーのジェリー・ジョーンズは声明でその決断について次のように説明している。
「私は、このチームが最終的な目標まであとわずかのところまで来ており、それを達成する能力があると信じている。そして、私たちにとっての最善策はマイク・マッカーシーをヘッドコーチとして据えることだろう。ヘッドコーチであるマイクのリーダーシップの下、チームの進歩を続けることには大きなメリットがある。具体的には、選手個人に関しても、チーム全体に関しても、マイクの指導方法の結果として、今シーズンに収めた成功には多くの層がある。マイクはカウボーイズ史上最高のレギュラーシーズン勝率を誇るヘッドコーチであり、私たちは彼とのパートナーシップのもと、その勝率をポストシーズンの目標達成につなげることに専念するつもりだ。確実に、マイクのキャリアは高いレベルでポストシーズンの成功を示してきた。私たちはそれを継続できると確信している」
「さらに言えば、日曜日の敗北はマッカーシーコーチだけでなく、選手たち、コーチたち、フロントオフィス、そして私自身と、ここにいる全員が共有している。そこに私たちの結果に対する責任がある。私にも今回の結果に対する責任があるのだ。私たちがマッカーシーコーチを見て、評価するために使うレンズは全体的なものだ。日曜日の結果やプレーオフの成績には皆がっかりしているが、私はヘッドコーチとしての彼と、目標達成能力を100パーセント支持している」
「これからチームとロースターに影響を与えるすべてのことに関する検討と決断のプロセスを開始する。現時点では特定の選手や契約延長、フリーエージェント(FA)について言及するつもりはないが、それは私たちの最大限の検討と考慮に値するものであり、それを行うつもりだ」
『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』でペリセロが指摘していたように、ジョーンズはシーズン終了後に一歩引いて物事を検討することで知られており、レギュラーシーズン中にも、コーチの交代に対する意欲を示していなかった。
マッカーシーHCがカウボーイズの指揮官として収めた成績は42勝25敗。その中で、3年連続で12勝を収め、チームを2回のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区制覇に導いている。しかし、プレーオフでは1勝3敗で、1995年にバリー・スウィッツァーが成し遂げて以来、カウボーイズをディビジョナルラウンド突破に導けなかった6人目のコーチとなっている。
パッカーズに敗れたことで、その記録は続くことになったが、マッカーシーHCにはカウボーイズにディビジョナルラウンドの壁を越えさせるチャンスが少なくともあと1回ある。
とはいえ、スタッフに関してはまだ疑問が残っている状態だ。
守備コーディネーター(DC)ダン・クインは新たにヘッドコーチを探している複数のチームから興味を持たれている。また、マッカーシーHCは2023年に攻撃コーディネーター(OC)の役割を引き受け、プレーオフで調子を崩すまで、ほとんどの部分で成功を収めていた。マッカーシーHCは来季も攻撃コーディネーターとしての役割を担うのだろうか。チームが得点でリーグ首位に立ったことを考えれば、その可能性は高そうだ。
スタッフの交代は未定だが、マッカーシーHCはチームのヘッドコーチとして戻ってくる。
【RA】