NFLスカウティングコンバインは少なくともあと1年は同じ場所にとどまるようだ。

NFLでクラブ事業、国際事業、各種イベントを担当する上級副社長のピーター・オライリーが現地18日（木）に発表したところによると、2025年のコンバインは再びインディアナポリスで開催されるという。

オライリーは「インディアナポリスはNFLコンバインと歴史的な関わりがあり、2025年の開催に向けて『Visit Indy（ビジット・インディ）』、インディアナポリス・コルツ、そして地元のパートナーとの提携を継続できることをうれしく思っている」と述べている。

「この街はフットボールの評価プロセスの準備と、地域と全国のフットボールファンに現地での体験を提供する機会の両方を成長させるために、革新と支援を続けてくれている」

コンバインは1987年以来、毎年インディアナポリスで開催されているが、同地での恒常的な開催に疑問の声があがっている。2022年5月にオライリーは、このイベントが2023年と2024年もインディアナポリスで開催されることを発表した。

2024年のNFLコンバインは2月29日から3月3日まで開催され、インディアナポリスでの開催は37年連続となる。このイベントには2024年のNFLドラフト候補選手が300人以上参加し、ワークアウト、身体能力テスト、面接、メディカルチェックなどが行われる。

コルツのチーフオペレーティングオフィサー（COO）を務めるピート・ワードは次のようにコメントしている。

「インディアナポリスは世界有数の施設から、提携先の宿泊施設、スポーツ医学・科学に関わる施設へのアクセスの良さに至るまで、NFLコンバインのような大規模なイベントを開催するのに最適な立地と設備を備えていることを何度も証明してきた。われわれは再びフットボール界をインディに迎え、史上最高のコンバインにすることを楽しみにしている」

コルツをはじめ、ビジット・インディ、インディアナ・コンベンション・センター＆ルーカス・オイル・スタジアム、インディアナポリス市、『IU Health（ IUヘルス）』、『Indiana Sports Corp（インディアナ・スポーツ・コープ）』など、地元の組織や企業が協力して、2025年まで地元開催を維持するようリーグに請願した。

ビジット・インディの社長兼CEOであるレナード・フープスは「NFLの全てのイベントに対して、全米の都市が常に開催地を争っていることは承知している。われわれはNFLがインディに引き続き信頼をおいてくれ、パートナーシップを維持しくれていることに感謝するとともに、この街の継続的な発展を期待している」と述べている。

2024年のNFLコンバインには、4日間ともファンは無料で参加できる。今年のイベントでは、ファンがNFLとカレッジフットボールの両方の楽しさを満喫できる体験型のフェスティバルが開催される。また、ルーカス・オイル・スタジアムの南側駐車場では、無料の“コンバイン・エクスペリエンス”も開催され、ファンはコルツが第41回スーパーボウルで勝ち取ったビンス・ロンバルディ・トロフィーと一緒に写真を撮ったり、スーパーボウルのリング全57個を間近で見たり、インタラクティブなゲームに参加したり、『Visa（ビザ）』がスポンサーを務めるNFLショップで限定グッズを購入したりできる。

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