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ライオンズ、バッカニアーズ戦で1957年以来の栄光をつかめるか

2024年01月19日(金) 14:49


デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Duane Burleson】

ジョー・シュミットがどこかで微笑んでいるに違いない。

存命のプロフットボール殿堂入り最年長選手であるシュミットは、現地19日(金)に92歳を迎える。

日曜日のタンパベイ・バッカニアーズ戦に勝てば、デトロイト・ライオンズは1957年シーズン以降で初めてのポストシーズン2勝を達成する。シュミットとライオンズがフランチャイズ最後のNFLチャンピオンに輝いたのは1957年シーズンのことだった。

シュミットはライオンズで2つのNFLタイトルを獲得し、13年のキャリアをライオンズでプレー。10回のプロボウル選出と8回のオールプロ初選出を記録した。

今シーズンのライオンズは、タイトエンド(TE)のサム・ラポルタ、オフェンシブタックル(OT)のペネイ・スウェル、センター(C)のフランク・ラグナウ、ディフェンシブエンド(DE)のエイダン・ハッチンソン、スペシャルチームのジャレン・リーブス・メイビンの5人がプロボウルに選ばれている。

ライオンズの2023年シーズンの誇りは、日曜日にフォード・フィールドでキックオフされるやいなや歴史に刻まれる。ホームでプレーオフゲームを2試合実施するのはこれが初めてのことなのだ。

今季は歴史的な要素があふれるシーズンだった。ライオンズは日曜日に、シュミットとライオンズがNFLを制覇して以来の、比類なき成功の入り口立つ。

以下は、『NFL Research(NFL リサーチ)』によるライオンズの2023年シーズンの歴史的出来事のほんの一部だ。

●ワイルドカードでロサンゼルス・ラムズに勝利したライオンズは、31シーズンにわたるポストシーズン未勝利というNFL最長記録に終止符を打った。

●この勝利はまた、NFL史上最長だったポストシーズン9連敗も断ち切った。

●ライオンズは1993年シーズン以降で初めてのプレーオフのホームゲームを実施。こちらもNFL最長の空白に幕を引いた。

●ラムズ戦の勝利は、ライオンズにとって1957年以降で2度目。スーパーボウル時代のライオンズの2勝という記録は、他のフランチャイズより3つ少ない。

●日曜日の試合に勝利すれば、ヘッドコーチ(HC)のダン・キャンベルはライオンズ史上3人目のプレーオフ複数回勝利のヘッドコーチとなる。

●元全体1位指名のクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフが、ラムズと元全体1位指名のQBマシュー・スタッフォードとの対戦を制し、1950年以降で11回目となるNFLドラフト1位指名QB同士のプレーオフ対決を制した。日曜日にゴフは、QBベイカー・メイフィールドおよびタンパベイ・バッカニアーズとの12回目の対戦に臨む。

●ライオンズがディビジョナルラウンドゲームに出場するのは1991年シーズン以来のこと。スーパーボウル時代では4度目。勝利すれば、ライオンズはNFLで2番目に長い、31シーズンの間カンファレンスチャンピオンシップに進めなかった苦節を断ち切ることになる。

ライオンズの歴史的なシーズンはまだ続いている。

フォード・フィールドで、華々しく、歴史的な日曜日が待っている。

シュミットはライオンズが1957年以来見たことのない栄光を追い求め続ける姿を一緒に応援することだろう。

【AK】