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元カーディナルスHCキングスベリーがベアーズOCの面談

2024年01月20日(土) 00:36


クリフ・キングスベリー【AP Photo/Jed Jacobsohn】

現地19日(金)、元アリゾナ・カーディナルスヘッドコーチ(HC)のクリフ・キングスベリーが、空席になっているシカゴ・ベアーズの攻撃コーディネーター(OC)職の面談をロサンゼルスで受ける。『NFL Network(NFLネットワーク)』のピーター・シャージャーとイアン・ラポポートが伝えた。

44歳のキングスベリーは、昨シーズンに南カリフォルニア大学のリンカーン・ライリーHCのスタッフとして、シニアオフェンシブアナリストとクオーターバック(QB)コーチを務めていた。以前にハイズマントロフィーを獲得しているQBケイレブ・ウィリアムズはキングスベリーの指導を受けており、今週初め、2024年NFLドラフト参加の意思を示している。

キングスベリーは2019年から2022年にカーディナルスを率いていた。

今回のニュースを最初に伝えたのは『ESPN』だった。

ベアーズは7勝10敗のシーズンを終え、ルーク・ゲッツィOCを解雇。後任を見つけるために広く網を広げており、その対象にはシアトル・シーホークスOCシェーン・ウォルドロン、サンフランシスコ・49ersのパスゲームコーディネーター、クリント・クビアック、元ボルティモア・レイブンズOCで今季はNFLを離れていたグレッグ・ローマンらが含まれている。

次のオフェンシブプレーコーラーについて、ベアーズHCのマット・エバーフラスは以前に、シカゴのシステムにイノベーションとビッグプレーの脅威をもたらしてくれる人物を探していると語っていた。

1月10日にエバーフラスHCは「当然、素晴らしい教師である人物がほしい。その人がポジションのコーチをするコーチたちを指導しなければならないから、その点が重要だ」と述べている。

「それは優れたコーチの、第1の特性だと思う。自分の選手たちを真に見極め、彼らを成功へと導き、爆発的な(プレー)をうながしてフィールドの奥にボールを運べるよう、イノベーションができることが必要だ」

ベアーズにはエキサイティングな未来が待っている。2024年NFLドラフトの全体1位および全体9位指名権を持ち、サラリーキャップのスペースにも余裕がある。レギュラーシーズンの終わり方も強く、0勝4敗でのシーズンスタートながらも、ラスト8試合で5勝を挙げていた。

ただし、クオーターバックについては疑問符が残っている。新人契約が切れるまで、ジャスティン・フィールズでいくのか、それともトレードするのか? 次のドラフトは、このポジションをリスタートするのに魅力的かもしれない。そして、チームにはどのQBでも選べる武器がある。

熟考して決断しようとしているベアーズは面談を通じて、キングスベリーを含むOC候補たちの考え方を探っているのだろう。カイラー・マレーをクオーターバックとしたキングスベリーの攻撃陣は、2020年と2021年に6位と8位にランクインしたものの、アリゾナでの最終年だった2022年には苦戦していた。特に、マレーがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじぜんたい)の負傷でシーズン終了になってからは、それが顕著だった。

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