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レイダース、新GMに元チャージャーズGMトム・テレスコを起用

2024年01月24日(水) 09:45


トム・テレスコ【NFL】

ラスベガス・レイダースが、かつて同地区のライバルチームに所属していた人物をフロントオフィスのトップとして採用しようとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地23日(火)に報じたところによると、レイダースはロサンゼルス・チャージャーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めていた経歴を持つトム・テレスコを新GMに迎えるようだ。火曜日の夜になって、チームがテレスコの起用を発表した。

暫定GMのチャンプ・ケリーやインディアナポリス・コルツのアシスタントGMエド・ドッズといった最終候補者の中で、ダークホース候補と目されていたテレスコは、ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースとのコンビに豊富な経験をもたらすだろう。その経験こそが、初任のGMと新人HCの組み合わせに不安を表明していたと報道されているオーナーのマーク・デービスにとって決め手になったようだ。

チャージャーズは11シーズンにわたって在籍していたテレスコを昨年12月中旬に解雇。チャージャーズはテレスコの在任中に3度のプレーオフ進出を果たし、通算成績は84勝92敗だった。

ワイドレシーバー(WR)キーナン・アレン(5回)やラインバッカー(LB)ジョーイ・ボサ(4回)、セーフティ(S)ダーウィン・ジェームズ(3回)、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバート(1回)を含め、テレスコがチャージャーズ在籍中にドラフト指名した選手のうち8人がプロボウルに選出されている。テレスコはフリーエージェント(FA)選手との大型契約を含め、チャージャーズで競争力のあるロースターを構築するのに貢献してきたが、クラブは困難を乗り越えることができなかった。

ジョシュ・マクダニエルズとデイブ・ジーグラーを2シーズン足らずで解雇した後、迅速な立て直しを図ろうとしているレイダースにとって、フルタイムとしては1年目のピアースと、ドラフトに精通したベテランGMの組み合わせは理にかなっていると言えよう。

【RA】