ニュース

イーグルスOCジョンソンは2024年シーズンにチームに戻らない見込み

2024年01月24日(水) 13:01

ブライアン・ジョンソン【NFL】

フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは2年連続で攻撃コーディネーター(OC)と守備コーディネーター(DC)の両方を変更することになりそうだ。

現地23日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはブライアン・ジョンソンOCが2024年にイーグルスに戻ってくることはないと、今回の判断を知る人物の話をもとに報じている。

イーグルスはすでに、シーズン途中にプレーコールの役割から外したDCショーン・デサイを解雇。その役割を引き継いでいたマット・パトリシアもフィラデルフィア以外で仕事を探すと見られている。

ジョンソンはシリアニHCが就任した2021年にクオーターバック(QB)コーチとしてイーグルスに加入。ジェイレン・ハーツを2シーズンにわたって指導した後、シェーン・スタイケンがインディアナポリス・コルツのヘッドコーチに就任したのに伴い、2023年に攻撃コーディネーターに昇格した。

今オフシーズン、ジョンソンはヘッドコーチ候補としてアトランタ・ファルコンズやテネシー・タイタンズと面談している。タイタンズは現在、シンシナティ・ベンガルズのブライアン・キャラハンOCをヘッドコーチとして採用することを検討しているようだ。

オフェンスに多少の不安定さはあったものの、イーグルスは得点で7位、獲得ヤードで8位につけている――両カテゴリーで3位に輝いていた2022年シーズンと比べるとやや順位を落とした。トップ10のオフェンスを率いていたにもかかわらず、1シーズンで退任させられるのは、ジョンソンにとっては不当なことかもしれないが、シーズン終盤における低迷の仕方はイーグルスに変化が訪れることを示していたと言えよう。

イーグルス攻撃陣は流れをつかむことができていないように見え、自分たちがどうなりたいのか分かっていないような場面がしばしばあった。また、実りのないワイドレシーバー(WR)スクリーンの数々も、ファンやアナリストを定期的にやきもきさせていた。

昨季にスーパーボウルに出場した後、シリアニHCはスタイケンと守備コーディネーターを務めていたジョナサン・ギャノンの後任を見つけなければならなかった。それから1年が経ち、後任となった2人は両方とも退団しようとしている。水曜日に記者会見を開く予定のシリアニHCは、もう空振りをするわけにはいかないだろう。

【RA】