3シーズンにわたってパッカーズDCを務めたバリー、来季は残留しない見込み
2024年01月25日(木) 09:472024年、グリーンベイ・パッカーズはディフェンスに変化をもたらすことになる。
現地24日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに、ジョー・バリーが守備コーディネーター(DC)としてパッカーズに戻ってくることはないと報じた。
その後、パッカーズは今回の件を正式に発表している。
パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは声明で「過去3シーズン、私たちの成功に献身的に貢献してくれたジョーに感謝したい。こうした決断は非常に難しいものであり、ジョーはこのリーグで一緒に仕事をする機会があった人の中でも特に素晴らしい人物だ」と述べた。
今週、ラフルアーHCはバリーの将来について明言するのを避けていた。しかし、昨季と打って変わってDCに関する決定的な発言をしていなかったことから、変化を起こすことが計画されているのは明らかになっていたようだ。
2021年にパッカーズに加入したバリーは、前体制の残留組であるマイク・ペティンの後任に。バリーはラフルアーHCが選んだ人物だったため、チームが明らかに苦戦していたにもかかわらず、ラフルアーHCはバリーを支持していた。
2023年、パッカーズのディフェンスは被ヤードで17位、被得点で10位になっている。被パスヤードでは9位と健闘したものの、被ランヤードでは28位に沈んだ。
守備陣に才能のある選手がそろっている――1巡目指名選手が8名所属――のに対してユニットのパフォーマンスが低かったことから、バリーの将来はシーズンを通して話題となっていた。シーズン第15週にホームで敗れたタンパベイ・バッカニアーズ戦でクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドにディフェンスを切り裂かれ、その翌週にもQBブライス・ヤングと2勝しか挙げていなかったカロライナ・パンサーズに巻き返しを許しそうになったことを受けて、バリーの最終的な去就は明らかになったようだ。とはいえ、パッカーズのディフェンスはポストシーズンで調子を上げ、ダラス・カウボーイズ戦では相手を本拠地で圧倒。サンフランシスコ・49ers戦でも終盤にリードを許すまでは好プレーを見せていた。
良い形でシーズンを終えても、バリーは職を保てなかった。結局、特に第3ダウンでの疑問の余地があるコールと、守備陣の結束力およびコミュニケーションの欠如は、ラフルアーHCにとって無視できないものになっている。
近年、パッカーズが優秀な人材を大量に抱えていることを考えれば、守備コーディネーター(DC)志望者にとっては願ってもない仕事だろう。
【RA】