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イーグルスがビック・ファンジオを新DCとして採用へ

2024年01月26日(金) 10:41

ビック・ファンジオ【AP Photo/Jack Dempsey】

ビック・ファンジオが職を失っていた期間は24時間にも満たなかった。

現地25日(木)、フィラデルフィア・イーグルスがベテランコーチのファンジオを新守備コーディネーター(DC)として採用する見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。

2023年シーズン、マイアミ・ドルフィンズからは負傷者が相次いでいたため、守備コーディネーターを務めていたファンジオが守備陣の主力選手をフルに使うことができたのは数週間だけだった。そんなドルフィンズと1シーズンを経て決別したことで、ファンジオは水曜日に獲得可能な存在に。定評のあるファンジオが新しい機会を知らせる電話を受けるのに長く待つ必要はなかった。

2022年、ファンジオは一時的に守備コンサルタントとしてイーグルスに関わり、イーグルスがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)を制するのに貢献した。イーグルス守備陣は2022年に、1シーズンあたりのサック数でNFL記録を更新するまであと一歩のところまで迫っている。

2023年はそうはいかず、ファンジオと前DCジョナサン・ギャノンを欠いたイーグルスは低迷。タンパベイ・バッカニアーズに大敗を喫するという形でスーパーワイルドカード週末を終え、シーズン最後の7試合の戦績を1勝6敗とした。守備コーディネーターを務めていたショーン・デサイはこの日曜日に解雇されている。守備のプレーコールがアシスタントのマット・パトリシアに任され、ニック・シリアニHCのスタッフとしての役割がシーズン半ばに減少していたことから、デサイの解雇は予想されていたことだった。

ファンジオの採用は理にかなっており、シリアニHCは水曜日に臨んだシーズン終了時の記者会見でファンジオについて質問されている。この記者会見は、ファンジオがドルフィンズと正式に決別したという報道がなされている間に行われた。

シリアニHCはファンジオについて直接的に話すことを避け、イーグルスは“多くのいいターゲット”に向き合っているところだと発言。

イーグルスにとって、NFLの守備コーディネーターとして20年近い経験を持ち、2018年に年間最優秀アシスタントコーチに選出され、チームの既存スタッフとも親交の深いファンジオに勝る者はいないはずだ。このビジネスでは誰を知っているかということが重要で、これほど簡単な方法はないと言えよう。

【RA】