ビル・ベリチック、HC未確定の2チームの候補に挙がっている兆候はなし
2024年01月26日(金) 13:54現地25日(木)午後、ラヒーム・モリスがアトランタ・ファルコンズの次期ヘッドコーチ(HC)として採用されるという報道がなされたことを受けて、ビル・ベリチックが2024年にヘッドコーチに就任する可能性はなくなったのかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じたところによると、ベリチックがシアトル・シーホークスとワシントン・コマンダースのHC候補に挙がっている兆候はないとのこと。
シーホークスとコマンダースは、今オフシーズンに新ヘッドコーチを募集している8チームの中で、現在もまだヘッドコーチの座が空席となっている2チームだ。
24シーズンを過ごしたニューイングランド・ペイトリオッツと袂を分かち、その空席の1つを生み出したベリチックは、ファルコンズとの面談に2回臨んだものの、他のチームからの面談要請は受けていない。
ベリチックはファルコンズで最初に2度目の面談を受けた候補者だったが、最終的にファルコンズのヘッドコーチに就任したのはモリスだった。
したがって、ガラフォロが指摘しているように、ベリチックは2024年シーズンをヘッドコーチとしてではなく、アナリストとして過ごす可能性の方が高い。
コマンダースとシーホークスが大きく方向性を変えない限り、2024年はベリチックがヘッドコーチを務めていない今世紀最初のシーズンとなる。
ベリチックが初めてヘッドコーチに就任したのは1991年で、そこから1995年にかけてクリーブランド・ブラウンズの指揮官を務めた。その後、1997年から1999年までニューヨーク・ジェッツの守備コーディネーター(DC)を務め、一度はギャンググリーンのヘッドコーチ職を引き受けたものの、1試合も指揮することなくチームを去っている。2000年、ベリチックはジェッツにとどまる代わりにペイトリオッツのヘッドコーチに就任。そこから、スーパーボウル出場を9回経験し、ロンバルディトロフィーを6回獲得するという、NFLの歴史の中でも特に素晴らしいコーチングキャリアを積んできた。
ベリチックがニューイングランドに別れを告げた1月11日、その時代は正式に終焉を迎えた。また、ベリチックの新フランチャイズでの新たな挑戦は、2024年シーズンには始まらないと予想されている。
【RA】