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チャージャーズがレイブンズ選手人事部門責任者のジョー・ホルティスを新GMに採用見込み

2024年01月30日(火) 12:01


ジョー・ホルティス【NFL】

ロサンゼルス・チャージャーズはボルティモア・レイブンズの選手人事部門責任者を務めているジョー・ホルティスを次期ジェネラルマネジャー(GM)として採用する見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(月)に報じている。ラポポートは、両者は最終的な詳細を詰めているところだとつけ加えた。

ホルティスは過去26年間をレイブンズで過ごし、下級スカウトを経て2019年から現職に就いている。元レイブンズGMでプロフットボール殿堂入りを果たしたオジー・ニューサム、そしてその後任である現レイブンズのエリック・デコスタGMのもとで、優勝候補のロースター作りを身をもって学び、2度のスーパーボウル優勝(2000年と2012年)、2003年以降7度のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区優勝をもたらした人事スタッフを務めた。

ホルティスは西に向かい、クオーターバック(QB/ジャスティン・ハーバート)、セーフティ(S/ダーウィン・ジェームス)、タックル(T/ラショーン・スレーター)、レシーバー(WR/キーナン・アレン、マイク・ウィリアムス)など、すでに注目すべき才能を持つチャージャーズのロースターを修復する。2023年シーズンのトータルディフェンスで28位に終わったチャージャーズには埋めるべき穴があるものの、ホルティスとミシガン大学から引き抜かれたヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーの新体制のもとで、明るい未来に向けて前進を図っている。

ディフェンス以外では、ホルティスはハーバートに十分な武器を供給する必要がある。特に、アレンが4年総額4,500万ドル(約66億3,189万円)の契約延長の最終年に入る中でこれは重要だ。ランニングバック(RB)オースチン・エイケラーも、チャージャーズの前フロントオフィスとの長期にわたる対立の結果、今シーズンまでプレーする1年契約に調整されたため、将来は不透明だ。

ハーバートにとって2023年シーズンは忘れがたい苦い経験となったが、確かな才能を持つこのクオーターバックのために、チャージャーズは攻撃陣に若手選手と有能なブロッカーを組み込む必要がある。少なくとも、ホルティスは2023年にフィールドに立ったチームよりも優れたロースターを作ることが期待されるだろう――特に、前向きなハーボー時代が2024年に始まる中でこれは重要だ。

【KO】