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チーフスTEケルシーおよびQBマホームズとの試合前のやりとりは“取るに足らないもの”とレイブンズKタッカー

2024年01月30日(火) 12:11


ボルティモア・レイブンズのジャスティン・タッカー【NFL】

現地28日(日)、ボルティモアで行われたAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームが始まる前に行われていたウオームアップで、カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーとクオーターバック(QB)パトリック・マホームズがボルティモア・レイブンズのキッカー(K)ジャスティン・タッカーの道具を脇に放り投げる姿がカメラで捉えられていた。

この動画は瞬く間に広まり、試合前の盛り上がりにさらなる活気を与えている。

チーフスに17対10で敗れ、敗退が決まった後、タッカーは月曜日にチーフスのスター選手2人とのやりとりに対する世間の反応を一蹴した。

カイル・フェニックスによると、タッカーは「試合前に起こったことについて取り上げたり、話したりするのは、ちょっとくだらないと思うし、俺は大したことじゃないと思っている」とコメントしたという。

「やりとり全体を見てからコイントスでの様子を見てもらえれば分かると思うけど、俺たちはお互いを称え合って、それからフットボールの試合に集中するんだ」

「でも、知らない人のために説明すると、各チームのキッカーはフィールド上の相手チームの指定されたウオームアップエリアに行くんだ。俺の場合は、だいたいキックオフの90分前くらいに行く。俺は12年間、まったく同じことをしてきた。誰ともトラブルになったことはない。それが俺たちのやり方だし、リーグ中のキッカーがいつもやっているやり方だ」

「トラビス・ケルシーはジャスティン・タッカーに、QBパトリック・マホームズがウオームアップをしなければならないから移動してもらう必要があると伝えた。そこでケルシーはタッカーのボールを蹴り、ヘルメットを投げ飛ばした」

タッカーはチーフスの選手たちが自分よりもずっと、このやりとりを気にかけていたと明かしている。

月曜日、報道陣に対して「パトリックがウオームアップをして、ドロップバックしようとしているのが見えた」と話したタッカーはこう続けた。

「そこで彼は、地面でストレッチしている俺に、ヘルメットをどかせられるか聞いてきた。俺は喜んで立ち上がってヘルメットをどかしたんだ。少なくとも、十分離れた場所に置いたと思っていた。そしたらトラビスがやってきて、俺の持ち物を蹴ってヘルメットを投げた。俺はそれをただの駆け引きだと思っていた。ただのお遊びさ。でも、彼らはもっと深刻な感じで話していた。俺はもう全部放っておきたいと思っている。ただそれを説明しておきたかった。それはこの12年間ずっとやってきたことだし、別に問題を起こそうとしているわけじゃない。俺はただ彼らと同じようにフットボールの試合に向けて準備しようとしているだけ。それについて言っておかなきゃいけないのはそれだけ。それははっきりさせておきたかった」

マホームズとケルシーはタッカーの存在にムッとした様子だったが、タッカーは12シーズンの間、ずっと行ってきたルーティンだと主張している。

「誰とも問題になったことはない」と繰り返したタッカーは次のようにつけ加えた。

「結局のところ、俺たちはみんな単純にフットボールの試合に備えようとしているプロフェッショナルなんだ。あの2人は、それぞれのポジションで史上最高の選手だ。彼らはフットボールの試合に向けて準備しようとしているだけ。もちろん、それは厳しい雰囲気だ。俺からしてみれば何でもいいのさ。俺はただフットボールの試合に向けて準備しようとしているだけだ」

【RA】