カウボーイズQBトニー・ロモの復帰にはまだ長い道のり
2016年11月07日(月) 04:12練習には戻ってきたトニー・ロモだが、ベテランの試合姿を見るのはまだ当分先のことになりそうだ。
6日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは『NFL GameDay Morning First(NFLゲームデー・モーニング・ファースト)』の中で、ロモの復帰はごく初期の段階に入ったばかりであり、練習へのフル参加もまだ先の話だと解説している。
「ダラス・カウボーイズにも、まだ全く分からない状態なんだ」とロモの復帰について聞かれたラポポートは述べた。「だが、今週の練習が実際にどんなものだったのかを伝えておく必要はあるだろう。ロモにとっては順調なスタートだったとだけ聞いている。彼はまだチームの正式なメニューをこなしておらず、それができるようになるまでは――先発はおろか――バックアップとしてさえ考慮されない。つまり、カウボーイズがロモをフィールドに送り出すにはまだかなりの時間がかかるということだ。一方で彼らはダック・プレスコットの運が続く限りは彼に頼る考えであり、交代させるつもりはないようだ」
つまり、遠回しにこう言っているということだ――調子を崩すかけがをするかしない限り、プレスコットがベンチに下げられることはない。
カウボーイズには時間をかけてロモを復帰させるぜいたくが許されている。ルーキーのプレスコットが苦戦し、カウボーイズがNFC東地区で下位を争う状況ならば、ロモは急いでフィールドに戻されていたことだろう。
だが、カウボーイズは地区で2勝のリードを持ち、記録もNFCでベストを誇る。
カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズは4日(金)、ダラス/フォートワースの『KRLD-FM』に対し、この先のシーズンでロモとプレスコットの2人をそろって試合に出場させる可能性について語っている。
「われわれはこの上なく有利な立場を手に入れることができる」というジョーンズの発言を『Fort Worth Star-Telegram(フォートワース・スター・テレグラム)』が伝えた。「絶好調のダックの背後にトニーを控えさせることができるのだ。そう思うと、いてもたってもいられず、“ああ、何としても彼を復帰させなくては”と思うよ。トニーは近く、かなり近い時期にアクティブになるだろう」
アクティブになるのと先発になるのとでは大きな隔たりがあるのだが・・・。