レイブンズKタッカーは試合前に「自分たちを怒らせようとしていた」とチーフスQBマホームズ
2024年02月01日(木) 10:38ボルティモア・レイブンズのキッカー(K)ジャスティン・タッカーはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームの前にカンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズおよびタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーとの間にいざこざがあったことを否定した。しかし、マホームズの見解は異なっている。
現地1月30日(火)、スターQBのマホームズは『610 Sports-Radio(610スポーツラジオ)』でタッカーが「自分たちを怒らせようとしていた」と明かした。
『ESPN』によると、マホームズは「同じウオームアップルーティンを7年間続けてきたけど、キッカーが場所をあけなかったのは3回くらいしかない。それがあったのは3回ともボルティモアだ」
試合開始までまだ時間がある中、3選手がウオーミングアップをしている際に騒動は始まった。このとき、タッカーはチーフス側のフィールドにいた。マホームズとケルシーはタッカーの道具を蹴飛ばして脇によける姿が目撃されている。
タッカーは月曜日に、それは試合前のルーティンの一部だと明かし、“くだらないこと”だとして悪気はなかったことを示唆した。
マホームズは明らかにその言い訳を信じていないようだ。
マホームズはタッカーについて「彼は俺たちを苛立たせるためにそうしている」と話している。
「彼に物をどけてくれと頼んだら、立ち上がってたぶん2インチくらい動かしてくれたけど、邪魔にならないようにはしてくれなかった。俺はそれを横にずらすつもりだったけど、トラビスが俺のために動かしてくれた。その後、彼にそれを戻させるつもりはなかった」
「選手として、キッカーとして、彼のことをものすごく尊敬している。彼は史上最高のキッカーの1人だし、もしかすると史上最高のキッカーかもしれない。それと同時に、それぞれのチームに敬意を持たなきゃいけない。俺たちはフィールドを共有し、敬意をもってそうしようとしている」
ケルシーは今週配信されたポッドキャスト『New Heights with Jason and Travis Kelce(ニュー・ハイツ・ウィズ・ジェイソン・アンド・トラビス・ケルシー)』で兄のジェイソンと今回の件について話した際に、マホームズの気持ちを代弁した。
ESPNによれば、ケルシーは「いやな奴になりたいなら、ヘルメットもフットボールもキッキングティーも、クオーターバックがウオーミングアップしているところに置いておけ」とコメントし、「もしお前がそれを取りに行かないんだったら、俺が喜んで動かしてやるよ」と続けたという。
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