レイブンズがILBコーチのザック・オアーを新DCに指名
2024年02月02日(金) 11:032024年は元選手たちがそれぞれのチームで名を上げる年のようだ。
ダン・モーガンやジェロッド・メイヨに次いで、今度はザック・オアーが昇格を果たしている。
現地1日(木)、ボルティモア・レイブンズがかつてチームでラインバッカー(LB)としてプレーしていたオアーを守備コーディネーター(DC)に昇格させた。
レイブンズが発表した声明の中で、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは「ザックはあらゆる面で、このチームで育ったレイブンだ。彼のエネルギー、知性、仕事に対する姿勢、そして強いコミュニケーション能力は、2014年に選手としてこの組織に加入したときから発揮されてきた」と述べている。
今週、守備コーディネーター(DC)を務めていたマイク・マクドナルドがシアトル・シーホークスのヘッドコーチに就任したことを受けて、オアーはインサイドラインバッカー(ILB)コーチからディフェンスを統括する地位に昇格を遂げた。オアーはNFLで、レイブンズの選手として3年間過ごした経験と、コーチとして7年間過ごした経験を持っている。
ドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしたオアーは、2016年シーズンにオールプロのセカンドチームに選出された後、首と脊柱の疾患が原因で引退を決めてから、コーチとしてのキャリアをスタートさせた。2017年から2020年にかけてはレイブンズでディフェンシブアナリストとして経験を積み、2021年にはジャクソンビル・ジャガーズに移ってアーバン・マイヤーの下でコーチを務めている。2022年にILBコーチとしてレイブンズに戻ったオアーは今後、重要な時期にあるディフェンス全体の指揮を担う。2023年シーズン終盤にようやくピークに達したレイブンズ守備陣にとっては、継続性がカギとなっている。
ハーボーHCは「ドラフト外ルーキーからオールプロのラインバッカーになり、その後アシスタントコーチに転身して複数のプロボウルディフェンダーを指導するまでに、ザックはフットボールの旅路のあらゆるレベルで優秀な成績を収めてきた」と述べ、こう続けている。「彼はみんなと同じようにうちの選手のことを知り、うちのスタンダードを理解している。彼には次期守備コーディネーターとして選手とスキームを発展させ続けるという挑戦を引き受ける準備ができていると、私は確信している」
ILBロクアン・スミスやセーフティ(S)カイル・ハミルトンのような才能あるプレーメーカーがレイブンズ守備陣の主要な役割を担っているため、オアーは有利な状態で任期をスタートさせられる。オアーは2024年に、マクドナルドの後をうまく引き継ぐことを目指すだろう。
【RA】