ニュース

バッカニアーズCライアン・ジェンセンが9シーズンを過ごしたNFLから引退

2024年02月03日(土) 17:23


タンパベイ・バッカニアーズのライアン・ジェンセン【AP Photo/Alex Menendez】

センター(C)ライアン・ジェンセンのフィールド復帰への努力は、ほろ苦い現実を受け入れる形で終わった。

タンパペイ・バッカニアーズのライアン・ジェンセンは、10年間、計9シーズンを過ごしたNFLから引退する。現地2日(金)、ジェンセンはソーシャルメディアを通じてその決断を発表した。

ジェンセンは自身の投稿で「人生のどんな章にも、必ず終わりがある。俺の人生のNFLの章は幕を閉じようとしている。この章が終わり、自分のキャリアのあらゆる面を振り返ってみると、誇らしい気持ちになる。苦しい時も良い時も、学ぶべき特別なことが必ずある」と記した。

「若い頃から大好きだったフットボールを引退するのは辛いことだ。俺は人生の次の章と、そこでの新たな機会と挑戦に興奮している」

2022年のポストシーズン以来、ジェンセンはフィールドに立っていない。トレーニングキャンプ中に負った膝のケガから復帰し、最終的にはクオーターバック(QB)トム・ブレイディのNFL最後の試合に出場した。しかし、その後も膝はトラブルを引き起こし、バッカニアーズは2023年8月に彼を故障者リザーブ(IR)に入れざるを得なかった。

当時、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ジェンセンがNFLでプレーするのは最後になる可能性が高いと報じていた。バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトもその考えを共有していたようで、復帰の可能性を心配するのではなく、“膝の状態を良くするためにできる限りのことをする”ことに重点を置いていた。

それから5カ月以上が経ち、その予想は現実のものとなった。

2013年のドラフト6巡目指名でボルティモア・レイブンズに入団し、その後10年間をNFLで過ごしたジェンセンがフットボールから離れる。2021年シーズンにはプロボウルにノミネートされ、2020年シーズンにはバッカニアーズで第55回スーパーボウルを制覇した。

次の人生のステップを決めるまで、苦労して手に入れたこれまでの思い出を振り返る時間はたっぷりあるだろう。

【AK】