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HCとしてファルコンズに戻ってきたラヒーム・モリス、「ホームに戻るのは最高の気分」

2024年02月06日(火) 15:24

アトランタ・ファルコンズのラヒーム・モリスHC【NFL】

ラヒーム・モリスはアトランタをよく知っている。

モリスは過去に4年間、アトランタ・ファルコンズで過ごし、そこで実績を積んだ。2015年にアシスタントヘッドコーチ(HC)兼守備パスゲームコーディネーターとしてファルコンズに加わったモリスは、そのあとチームの守備コーディネーター(DC)に就任し、2020年には当時ヘッドコーチを務めていたダン・クインが解雇されたあとに11試合で暫定HCを務めた。そして今、アトランタに戻ってきたモリスはチーム全体の指揮を執ることになっている。

現地5日(月)、モリスは就任記者会見の場で、慣れ親しんだ場所で今回の機会を得ることがいかに非現実的なことであるかを説明した。

再びファルコンズのコーチになることを想像したことがあるかと質問されたモリスは「これは帰郷だ」と答えている。

「この仕事でホームに戻る機会を得ることは、ものすごく重要なことだ。関係者全員にとって非常に重要であり、特別な瞬間。私だけではなく、家族にとっても、関係者全員にとってもね」

「だが、私にとってこのプロセスは素晴らしく、とても楽しいものだった。戻ってきて(ファルコンズのオーナーであるアーサー・ブランクの)ブランク家と仕事ができることに対して今感じている喜びは、言葉では言い表せない。戻ってきて、何年も一緒にやってきたみんなとまた仕事ができるなんて。記者会見の残りの時間を全部使ってこの話をしてもいいが、そうしたら皆さんを退屈させてしまうかもしれない。だが、ホームに戻ってくるという立場に置かれるのは、間違いなく最高の気分だ」

アトランタを去った後、モリスは2021年にロサンゼルス・ラムズの守備コーディネーターに就任して複数のカテゴリーでトップ10に入るディフェンスを形成した。それだけではなく、2021年はラムズが第56回スーパーボウルを制するべく、モリスがディフェンスを後押しした年でもあった。

モリスはスーパーボウル制覇を成し遂げたときのことを思い出しながら、ファルコンズのフランチャイズをそれと同じ水準に引き上げることを目指している。

モリスは記者会見の最後に「私たちがここにいる理由。それは勝利のカルチャーになる。私たちはフットボールの試合に勝つためにここにいる。1年の最後に喜ぶのは1チームだけだ。テリー(フォンテノーGM/ジェネラルマネジャー)も言っていたが、私がその立場になったのはキャリアで2回だけだ。そこに戻るのが待ち遠しい」と語った。

モリスがヘッドコーチに就任するのは今回が初めてではない。しかし、ディフェンスを重視することで知られるモリスであっても、新DCジミー・レイクの邪魔をするつもりはないようだ。

「もちろん、ジミーはカレッジゲームで長い間、コールを担当してきた。私は彼がこの次のレベルでコールすることに過剰な自信も難しい課題も抱いていないと思っている。私自身は、ジミー・レイクに外に出てフロントにいてもらいたいと思っている。プレーコールをするためにね。そうすれば私は攻守両面を見ていられるし、状況にどう対処するかをしっかりと考えられる。どのようにゲームマネージメントや、そういったことを行うかで、ヘッドコーチのすべてを把握することができ、フットボールチームを思い通りにコントロールすることができる」

モリスは、再建に向けてゆるやかに時間を費やしている一方で、今も多くのポテンシャルを秘め、来季に輝きを放ちそうな新戦力も加わっているロースターに向き合っているところだ。

これまで見てきた中で気に入っていることは何かと尋ねられたモリスは、フォンテノーGMが連れてきた選手の中で目を引いた選手をすぐに挙げている。

「それは簡単だ。(ワイドレシーバー/WR)ドレイク・ロンドンと(ランニングバック/RB)ビジャン・ロビンソンだ」と述べたモリスはこう続けた。

「彼は本当に良いピースとツールを手に入れた。変更しなければならない点は、明らかに穴になっている部分だけで、それについては話し合うつもりでいる。どのチームにも毎年、いくらか違いがあるものだ。どのチームにも毎年、多少の変化が起こる。どのチームも違ってくる。私たちはただそういう瞬間を積み重ねていくだけだ」

2023年シーズン第18週に勝利を収めてタンパベイ・バッカニアーズが敗れていれば地区優勝していたはずのファルコンズは、プレーオフ進出まであと一歩のところまで迫った。今年、モリスは新しいコーチ陣とともに新たな基盤を築きながら、ファルコンズをさらなる高みへと導くつもりだ。

【RA】