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第58回スーパーボウルを前に、合法賭博や審判のあり方について語るグッデルコミッショナー

2024年02月06日(火) 17:10

第58回スーパーボウルが開催されるアレジアント・スタジアム【AP Photo/Adam Hunger】

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは現地5日(月)、第58回スーパーボウル・オープニングナイトを前に行われた記者会見で、リーグのさまざまなトピック――賭博合法化における試合の整合性、審判の現状、多様性への取り組み、選手の健康と安全――について言及した。

今季のロンバルディトロフィーをめぐる試合の舞台がラスベガスとなっている中、グッデルはスポーツベッティングの合法化に関して、試合の整合性を守ることがリーグの“第一の目標”であるとし、次のように述べている。

「試合の整合性はきわめて重要だ。そのために私たちは多くの時間を費やし、教育し、すべての関係者が、このケースではギャンブルポリシー、あるいは、私たちのゲームの整合性に影響を与える可能性のあるその他のポリシーを認識していることを確認している。最終的には、それが私たちの第一の仕事だ。われわれは今週ここに来て――両チームだけでなく、他のすべてのクラブの代表者もここにいそうだが――リーグスタッフ、その他すべての人にそれを承知してもらい、私たちの方針がそういったところにあるということを、正確に理解してもらいたかった。彼らはみな、その重要性を理解している。私たちは今年初めに方針を明確にし、選手たちがNFLの試合で賭けをすること、内部情報を得ること、試合の整合性に悪影響を及ぼすようなことは絶対に禁止であることを強調した」

2023年シーズン中に、リーグのギャンブルポリシーに違反した数人の選手が出場停止処分を受けた。グッデルはスーパーボウルウイークを前に、リーグのギャンブルポリシーを強化するための覚書を全32チームに送っている。

グッデルが月曜日に行った1時間のセッションで、もう1つ目立ったトピックがあった。それは NFLの審判についでであり、2023年シーズン中、ずっと公の監視を受けてきたテーマだ。グッデルはこうした監視の目が向けられていることを認識しながらも、リーグの審判は“並外れた仕事”をしており、NFLは常に改善策を模索していると主張している。

グッデルは月曜日に「NFLでは、監視のレベルはこれまで見た中で最高だと思う」と語り、こう続けた。

「それは人気の一部だ。私はそれを理解している。それも技術の一部。皆さんは素晴らしい仕事をして、これまでは審判に見ることのできなかったものまでを目にしている。ゲームはより速くなった。審判は素晴らしい仕事をしていると思う。彼らは優れている。でも結局のところ、完璧な人間などいない。試合を見る人であれ、試合をプレーする人であれ、コーチや審判であれ、私たちはみな、より良くなる努力を続けなければならない。審判たちのパフォーマンスを向上させるために、できる限りテクノロジーを活用する努力をしなければならない。テクノロジーを使って正しい答えを導き出せるようにする。彼らは信じられないような仕事をしていると思うが、最終的にはもっと良くなるよう努力し続けるつもりだ」

グッデルはその後、「一貫性こそが審判に一番必要なことだ」とつけ加えている。また、カンザスシティ・チーフスがバッファロー・ビルズに敗れたシーズン第14週でのオフサイド・コールについては、審判批判への警鐘として次のように言及した。

「審判の監視の厳しさと、審判の置かれている立場を示す非常に良い例だ。あれは絶対に正しい判定だった。あの判定が正しくないと言う人はこの部屋にはいないと思う。審判は正しい判定を下した。それに対して根拠のない批判があった。もしあのプレーをコールしていなかったら、バッファローから批判が出ていただろう。だから審判が正しい判定をしても批判はある。われわれは常に良くなるよう努力するが、審判がどのような立場に置かれているのか、ある程度は理解してもらわなければならないと思う」

【KO】