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ブレイディを追う上で「7回はまだ長い道のり」とチーフスQBマホームズ

2024年02月07日(水) 11:07

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Godofredo A. Vasquez】

現地12日(日)にサンフランシスコ・49ersと第58回スーパーボウルで対戦するとき、カンザスシティ・チーフスは過去5シーズンで4度目のスーパーボウル出場を果たすことになる。

クオーターバック(QB)パトリック・マホームズを擁するスーパーボウル前回王者のチーフスは、2003年から2004年シーズンにニューイングランド・ペイトリオッツが第38回と第39回を制して以来のスーパーボウル連覇を目指す。

5日(月)に行われた第58回スーパーボウル・オープニングナイトで、マホームズは将来の殿堂入りが確実なトム・ブレイディのスーパーボウル勝利数を超える可能性や、ブレイディと比較した自分のレガシーについて質問された。

マホームズはメディアに対し「まだ半分にも達していないから、あまり考えたことはないんだ」と答え、こうつけ加えている。

「目標は自分ができる限りの最高の選手になることだ。自分の周りには素晴らしい選手がたくさんいて、恵まれていると思う。だから今は、強敵の49ersを倒して、3つ目のスーパーボウルリングを手に入れるためにできることはなんでもやるさ。15年後にその質問をされたら、7つに近づけるか見てみるよ。でも、7回優勝はまだ遠い先のことのように感じる」

マホームズはスーパーボウルとリーグの両方のMVPに2度輝いており、スーパーボウルには3回出場して2勝1敗をマーク。今回再び対戦する49ersについては、第54回スーパーボウルで破った経験がある。第57回スーパーボウルではチーフスがフィラデルフィア・イーグルスを退けた。大舞台での敗北は、第55回スーパーボウルでブレイディとタンパベイ・バッカニアーズを相手に喫したものだけだった。

NFLリサーチによると、マホームズよりもスーパーボウル出場回数が多い先発QBは、ブレイディ(10回)とジョン・エルウェイ(5回)だけだ。

28歳のマホームズは、スーパーボウルで4度先発した最年少QBとなる。7年目のシーズンを終えるマホームズは、ブレイディのようにできるだけ長くフットボールを続けたいと望んでおり、次のように話している。

「それが目標だよ、プレーさせてもらえる限り長くプレーしたい。それには建物の外でもたくさんの努力が必要だ。体のケアも必要だし、健康的な食事も必要で、ちょっと出てきた腹をなんとかしなければならない。健康な体を作り続けて、最高の選手になるためにできることは何でもやるんだ」

「希望としては毎年プレーすることだけど、プレーさせてもらえる限り長くやりたい。15年は長く感じるけど、ブレイディがやったし、他の選手もやっているから、俺もできるかどうか挑戦してみるよ」

マホームズは、アレジアント・スタジアムで行われる2023年シーズン最後の試合で3度目のスーパーボウル制覇を成し遂げようと奮起しているが、それと同じくらい、もう1度負けたくないという気持ちも強い。

「俺はスーパーボウルで負けたことがあるし、それがどんなにつらいか知っている。だから、その感覚から遠ざかりたいと思うんだ」と述べるマホームズは、こう続けた。

「だから、トロフィーを掲げること以上に、負けた時、ロッカールームにいて、あと一歩で手にできなかったと感じるその感覚は・・・俺はトロフィーを掲げることよりも、その感覚から遠ざかることに夢中になっているような気がする」

【KO】