現地6日（火）、カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ（HC）アンディ・リードはガード（G）ジョー・トゥニーとランニングバック（RB）ジェリック・マッキノンが第58回スーパーボウルに向けての練習に参加することに楽観的な姿勢を示さなかった。

トゥニーはチーフスがボルティモア・レイブンズに勝利したAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップゲームを、胸筋のケガで欠場している。

月曜日、スターガードのトゥニーはサンフランシスコ・49ersと対決する日曜日の試合に出場するか分からないとコメント。火曜日のリードHCの口ぶりから察すると、その望みはさらに薄くなっているようだ。

トゥニーは練習に参加するのかと質問されたリードHCは「分からない。可能性はかなり低い」と答えている。

トゥニーを49ersとの一戦に出場させる場合、チームはトゥニーがケガを悪化させる見込みがない状態を確保する必要があると強調したリードHCは、次のように述べている。

「強度だ。今よりひどいケガをするような状況に彼を置かないこと。それを目標としている」

トゥニーがプレーできなければ、それは49ersの強力なフロントと対峙するチーフスのブロッキングユニットにとって大きな打撃となるだろう。

一方、鼠径（そけい）部のケガで12月24日から故障者リザーブ（IR）に登録されていたマッキノンは、1月2日にコアマッスルの手術を受けた。チーフスはパスキャッチ能力の高いマッキノンの復帰に向けた21日間の練習期間を開始し、スーパーボウルに出場するチャンスを与えている。しかし、サードダウンバックのマッキノンが出場する可能性は低そうだ。

リードHCは「ジェリックは練習していない。試合に出る可能性は低いと言っておこう」と話している。

31歳のマッキノンが今週の後半にラスベガスで練習フィールドに立つようなことがなければ、スーパーボウルでは再びRBアイゼア・パチェコが活躍することになりそうだ。

先週に故障者報告から外れたワイドレシーバー（WR）カダリウス・トニーに関して、リードHCは練習に参加していることを明かした一方で、スーパーボウルでプレーするかどうかについては言及しなかった。

「どうなるだろうね。分からない。練習はしている。私たちはただ彼が調子を上げているかどうか見ていくつもりだ」とリードHCはコメントしている。

シーズン後半、チーフスはクオーターバック（QB）パトリック・マホームズの主な武器としてタイトエンド（TE）トラビス・ケルシー、WRラシー・ライス、そしてパチェコを重用してきた。1年で最も重要な試合では、この3人が再びチーフス攻撃陣のカギを握ることが期待できる。

【RA】