第58回スーパーボウルが終了
2024年02月12日(月) 13:05現地11日(日)、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王者のカンザスシティ・チーフスと、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)王者のサンフランシスコ・49ersが、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのアレジアント・スタジアムを舞台とする第58回スーパーボウルでロンバルディトロフィーを懸けて対決した。
第4クオーター終了間際にチーフスがフィールドゴールを決めて同点に持ち込んだことで、オーバータイムにもつれ込んだこの試合を制し、歴史にその名を刻んだのは、アンディ・リードヘッドコーチ(HC)とクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが率いるチーフスだった。
ラスベガスで49ersを下したチーフスは、スーパーボウル4度制覇を果たした7つ目のチームになっている。
チーフスは今回の勝利によって、ニューイングランド・ペイトリオッツ(スーパーボウル6勝)、ピッツバーグ・スティーラーズ(6勝)、49ers(5勝)、ダラス・カウボーイズ(5勝)、グリーンベイ・パッカーズ(4勝)、ニューヨーク・ジャイアンツ(4勝)といった面々と並び、ロンバルディトロフィーを4回以上獲得したチームの仲間入りを果たした。
チーフスは殿堂入りしたハンク・ストラムHCの下、第4回スーパーボウルでミネソタ・バイキングスに勝利。しかし、第54回スーパーボウルで49ersに勝利するまで、50年の時がかかった。今、再び49ersを退けたチーフスは、5シーズンで3回目のスーパーボウル優勝を遂げている。
押しも押されもせぬ王朝を打ち立てたチーフスは、4つ目のロンバルディトロフィーを手にし、NFLで最も成功したチームの一つとなっている。
また、スーパーボウル連覇は、2003年と2004年のペイトリオッツ以来の快挙だった。
5年間で3度のスーパーボウル制覇は、ペイトリオッツ、カウボーイズ、スティーラーズと並ぶ。
対する49ersにとっては8回の挑戦で3回目の心痛む敗北だった。この3回はいずれも、直近の試みだった。マホームズ率いるチーフスに大舞台で敗れるのは2度目であり、49ersは1994年シーズンを最後にロンバルディトロフィーを手にしていない。
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