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ドラフトのQB候補生について「フィールズに匹敵する選手はいない」と語るベアーズWRムーア

2024年02月27日(火) 15:34

シカゴ・ベアーズのD.J.ムーア【AP Photo/Abbie Parr】

シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアは12月に、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズがチームに残ってほしいと語った。

ムーアは2月になってもその考えを変えていない。

今週、ベアーズがNFLスカウティングコンバインでクオーターバック候補生の動向を調査する準備を進める中、外部の多くの人々がベアーズのドラフト全体1位指名権とケイレブ・ウィリアムズ(南カリフォルニア大学)などのQBを結びつけているが、ムーアはフィールズが最良の選択肢であり続けるという信念を固持している。

ムーアは現地26日(月)、ドラフトのクオーターバック候補生について「今のジャスティンに匹敵する選手はやはりいないと思う」と『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』で語った。

ムーアがフィールズを支持するのも無理はない。

昨シーズン、ムーアはフィールズとコンビを組んで、これまでのキャリアを遥かに超える最高の1年を過ごしている。レシーブ96回で1,364ヤード、タッチダウン8回を記録してベアーズをリードしており、これらの数字のすべてでキャリア最高を更新した。

昨オフシーズンにカロライナ・パンサーズからトレードされた後、フィールズと絆を深めたことについて、ムーアは次のように振り返っている。

「最初から関係はとてもうまくいっていた。トレードでこっちに来てからすぐに、彼と連絡を取り合って、一緒にパス練習を始めたから、ゲームやその他のことへの切り替えがすべて簡単になった」

ムーアは傑出した才能の持ち主で、QBの入れ替わりが激しい中でも、6シーズンにわたってレシーブ460回で6,545ヤードをマーク。

ムーアはパンサーズに加入した年にQBキャム・ニュートンと共にプレーしていた。ニュートンがケガで離脱し、最終的にチームから離れた中で、ムーアはパンサーズが何度もシグナルコーラーを変更するも徒労に終わるところを見てきた。パンサーズはその間に、カイル・アレン、テディ・ブリッジウォーター、サム・ダーノルド、ベイカー・メイフィールドに司令塔を任せたあと、またニュートンをチームに呼び戻している。

ムーアはQBとWRの関係性を何度も急いで構築することに興味がない様子だ。

とはいえ、ベアーズは2年連続でドラフト全体1位指名権を保持している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは2月10日に、ベアーズがトレードに応じる場合は歴史的な見返りを求めるだろうと報道。それは昨年、ベアーズがムーアを獲得するために行ったことだ。

フィールズは紛れもない輝きを見せてきたものの、2021年ドラフト1巡目指名を受けてベアーズに入団してからの戦績は10勝28敗にとどまっている。フィールズには5年目オプションがあるが、ベアーズはそれを行使する代わりにフィールズをトレードし、一からやり直すこともできる状態だ。

それがベアーズに関する最大の疑問点だと言えよう。ドラフト全体1位指名権を保持していることを踏まえると、なおのことだ。しかし、ベアーズは全体9位指名権も保有している。ムーアは自分が相手ディフェンスを切り刻むのを助けてくれるレシーバーをチームが加えるというシナリオを夢想する以上のことはしていない。

「俺たちはもう1人レシーバーを加えられる。そう言いたい」とムーアは話している。

「彼らは(ドラフトで)本当に才能のある選手を獲得した。俺はマービン(ハリソンJr./オハイオ州立大学WR)を知っているから、俺だったら彼を選ぶ。でも、ビッグネームと言われている選手たちのことは見てきたし、本当に気に入っている」

ベアーズがムーアとタッグを組ませるべく、4月のドラフトでビッグネームのワイドレシーバーを指名するかは、いずれ分かるだろう。今後は、ベアーズが誰にパスを投げさせるのが最適だと判断するかに注目が集まるはずだ。

【RA/KO】